オクラホマのこの家、築100年近いんです。
確か、私がアメリカに移住して初めて住んだシスコという町の家も築100年くらいだったと思います。
やはりちょこっとリノベーションしたくらいではすぐにガタが起こるんですね。
シスコという町の家は、地面に埋まってる汚水のパイプが何かで詰まり、トイレとバスタブに汚水が逆流するという大変な事が起こったんですね。
この時は彼が地面を掘り起こしパイプを交換しました。
原因は近くに生えていた木の根がパイプ内に侵入していたから。
そして今のオクラホマの家は、外観が古過ぎなのと傷み過ぎと言うのが保険に加入出来ない要因です。
いや、屋根や軒?、そして外壁をリノベーションすればいいのですが、それには80万円?、800万円?かかるとか。
80万円、800万円とはっきり聞こえなかったのですが、
要は金額の問題ではないのです。
確かに、そんなお金無いですが。
結局、この家の中もリノベーションされてるのに不具合が沢山現れてきたと言う事。
引っ越した時には、主寝室のバスルームのドアが閉まらない。
そのバスルームのドアの上両サイドに大きな声亀裂がある。
キッチンカウンターと壁の繋ぎ目のグルーが剥がれて大きな隙間がある。
家が傾いている。
そして、今また家が違う方向に傾き、そのキッチンカウンターと壁の隙間が無くなっている。
主寝室の電気がおかしい。
テレビ、シーリングファンなどが付いたり消えたりする。
あ、床と壁の繋ぎ目に隙間があり地面が見えてるとか。
書き出したらもっとあるような気がします。
彼はこの家がとことん嫌に嫌いになったのです。
来年、2月頃までこの家に住んでアパートを探すと。
でもね、今月28日に保険会社から郵便が来て、その手紙に保険加入不可と書かれていたのです。
保険会社からの手紙を受け取ってから直ぐ、彼は義母を彼女の姉が住むテキサスの町に引っ越させる事にしました。
義母は以前からこの家を出ていく事になっていて、今は部屋が空くのを待っている状態でした。
義母の前に4人の人が空きを待っているそうです。
でも、彼はこの家のローンを払うのも嫌になり、不動産に売る事が出来無いので銀行に明け渡すと決めました。
今から約2ヶ月後にはこの家を明け渡さなければなりません。
そして、彼はこう言ったんです。
「僕はホームレスになる!トラックに住むんだ!」
猫達をトラックの荷台に住まわせると。
先住猫2匹と1匹を分けると。
私はここから去る人です、何をどう言えばいいのでしょう。
それが8月24日の火曜日、ある事を彼が言ってきたんです。
「来年2月末か3月に僕の娘が住んでいる沖縄に3ヶ月滞在するよ。」って。
私がそれを聞いて一番に発した言葉、それは、
「猫達はどうするの?沖縄に3ヶ月も滞在するって、ななとミルキーを誰が面倒見てくれるの?」
そしたら彼、「アッ!」って、猫達の事頭に無かったみたいなんです。
オリーブは私が日本に戻ると決めた時に、日本に迎えようと手続きを始めていたのです。
本当はななも引き取りたかったけど、臆病なななが長時間のフライトに耐えられるか、8歳になるななには酷ではないかと諦めたのです。
彼が来年の2月、日本に来るのは娘の卒業式を見る為。
この時に半年アメリカで待機期間を過ごしていたオリーブを連れて来てくれる事になっていました。
で、彼が思いついて言ったのは、
「ミルキーは彼の友達夫婦に、ななはアラスカに住む母親違いの兄に引き取ってもらう。」って。
ミルキーは大丈夫、彼女はフレンドリーで人間が大好きだから。
でもななは、臆病で人間が嫌いで新しい飼い主に慣れるかも心配で。
私は堪りかねて、「ななも引き取るから、引き取る為の手続きに使って。」、と持っている全ての現金を彼に渡そうとしました。
そしたら彼、「アラスカに住んでる母親違いの兄に引き取ってもらう。」って。
義理兄が動物好きかも分からない、そして赤ちゃんが生まれたばかりだと言うのに猫を可愛がって世話してくれるかも…
この会話をしながら、猫繋がりで友達になった方に色々聞いてもらいました。
そして彼女とメッセージやり取りしてる間に、彼が彼の友達に3匹とも引き取ってもらうと言ってきて。
それを聞いて、
「オリーブは?!来年日本に連れて来てくれるんじゃないの!!」
って叫びました。
ここからメッセージをやり取りしている友達と色々話して、彼女にオリーブを来年まで預かってもらうか、
それはかなり無理がある、動物を日本に迎えるって大変な作業です。
いや、私が彼女の家に間借りして仕事探してオリーブの手続きをするか、
でもよく考えると、車が無い私がもし距離のある所で働く事になったらどうするの?とか、
その前に面接で落とされる可能性が特大やん、とか、
病気になったらどうするの?
離婚してVAの保険も無くなったのに。
私アメリカに移住して数年後から甲状腺の薬を服用していて、その薬も手に入れられなくなる。
もしオリーブが病気になったら?
動物病院の支払いって高いし、もし私が就職出来てもそれだけ稼げるか…
もう頭の中いっぱいいっぱいでパニックになりました。
そして翌日、彼はこう言ってきました。
「ななとオリーブはこのまま飼うことにした、僕はヒューストンに引っ越すよ。」
彼はホームレスになると言ってましたが、私はそれはないんじゃないかと心の奥で思っていました。
「だけどミルキーは僕の友達夫婦に引き取ってもらうよ。」
仕方がないですよね、アパートに住む事になるから、、、
彼の友達夫婦とは2度お昼を一緒にしたことがあるのです。
ここから30分程離れた町に住んでいるご夫婦。
二人共とても感じの良い人で、全く知らない人にミルキーが引き取られるのではなくて安心出来ます。
お二人の表情、人相から私は彼らが良い人だと感じ取っていました。
彼は3ヶ月の沖縄行きも取りやめました。
結局のところ、彼の娘二人は大きくなるに連れコンタクトしなくなってきていたのです。
小学生くらいまでは手紙や誕生日カード、贈り物、スカイプでのビデオ電話などありましたが、今は全くありません。
コロコロ考えが変わる彼ですが、もう考えは変わらないと思います。
と、思いたいです。
今、アパートを探していますが家賃は高いし、ペット代はかかるしであちこちに電話して探しています。
彼の気が変わらないことを祈るしかありません。