僕はやはり、こういう“オブラートに包んだ”表現について疑問を感じます。
じゃあお前はリアルな現実を映像で示されて目を背けないのかと言われると、それに対しては“背けるかもしれない”としか言えません。
だけど、強制収容所に関してはこれまで数多くの作品がその事実を描いて来ていたのに、今ごろオブラートに包んだ表現は不要だといいたいのです。今ごろ、あの事実を知らないという人間は、自分の認識不足を恥じるべきだと僕は思います。そしてそういう認識不足の人間に対して、オブラートで包んだ表現を提出しても無意味だと考えています。