今年の思い出と言えば、
沖縄旅行だ。
昨年末に、
夫から「来年の6月に、
沖縄に皆で旅行に行くのが決定したよ」と言われた。
夫は、
沖縄出身だ。
恋人のころ、
彼の友人が結婚式をあげるから、
沖縄を離れて関東に住む仲間全員で、
沖縄に行こう!と言う事になった。
私がまだ、
発病する数年前だった。
15年くらい、
昔の話。
でも、
今の私は、
電車に乗るのが恐怖で、
駅前を見ることも、
出来ない。
言い表せない恐怖で、
絶叫をあげてしまう。
「大丈夫だよ、
羽田まで、
直接車で行くから、
あとはポーンと、
飛行機乗っちゃえ!」と言われた。
仲間は、
私は、
1人で留守番なんだろうなと、
ほぼ全員が思っていた。
沖縄行きまで半年、
時間がある。
私は、
12年来のカウンセラーの先生、
内科の女医、
精神科の院長に、
事前に出来る事や、
旅先で発作を起こしたら、
どうすれば良いのか、
何度も何度も話し合った。
精神科では、
時々、
発作を起こして注射を打ってもらっているけれど、
カルテのない病院では、
注射と言う処置が出来ないと、
言われた。
発作時の頓服薬を処方されたが、
昔、
この薬の副作用で、
足が絡まって、
歩くのが困難になった経験があり、
とても、
不安になった。
しかし、
継続的に飲む訳じゃないから、
大丈夫だと言われた。
内科の女医は、
旅なれた先生で「もう、
当日キャンセルありで、
いいんじゃない?そういう心持ちの方が緊張も解けて、
むしろ上手く行くかもよ」と、
毎月アドバイスをくれた。
カウンセラーの先生は「行ってらっしゃいよ。
こんな機会は滅多に巡って来ないわよ」
「実はね、
今のあなたと、
似た状態の女性が、
ハワイに飛んだのよ。
兄弟の結婚式で。
割りと何とかなるわ」と、
背中を押してくれた。
2年くらい前に、
私より20歳年下の、
職人さんの彼女と仲良くなった。
彼女も一緒に行くのが決まり、
やっと私は決心出来た。
当日の朝、
彼女らと、
夫の車で羽田まで向かった。
空港の待ち合わせの所に行こうとしたら、
すぐに発作を起こしてしまった。
職人さんは「荷物は全部オレが運ぶから、
おっかぁの手を引いてやってくれ!」彼女は、
ずっと手を握りしめて、
私を引っ張ってくれた。
(私は、
みんなに、
おっかぁと呼ばれている)
沖縄旅行の中身は、
割愛(すみません)
帰りの那覇空港でも、
発作を起こした。
でも、
仲間はみんな、
発作は、
必ず治まるのを知っていたから、
誰もおおっぴらな態度は取らない。
頓服薬が効いて、
少し眠った。
目が覚めたら、
ひとりひとり、
私の顔を見て、
微笑んでくれた。
沖縄旅行は、
12年引きこもった私に自信を与えてくれた。
まだまだ、
私は、
克服出来ない事が沢山あるけれど来年は15年会っていない、
叔母と従妹に会いに行くのが、
目標です。
私を黙って見守ってくれた皆さんに、
感謝の1年でした。
本当にありがとうございました。
皆さまも、
素敵な年を迎えて下さいね。
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