★アニメ化や映画化など、多方面で注目されている作品が目白押し!


アニメや映画の原作が、実はライトノベルズっていうのが、けっこうあります。

純文学にもマンガにも勝るとも劣らない魅力があるライトノベルの世界にちょっと足を踏み入れてみてはいかがですか?



ライトノベルってなに?!

今やどこの本屋さんにも売られている「ライトノベル」は通称で「ラノベ」と呼ばれるほど、世間に親しまれています。

文庫やノベルスサイズの小説本で表紙、挿絵がマンガやアニメ調のイラストなのが特徴。

恋愛、SF、ファンタジー、ミステリー、ホラーとさまざまなジャンルがあって、主にティーン向けに書かれているから、とっても読みやすい内容になっています。

そして、人気のラノベが原作となっている、アニメや映画作品が意外と多かったりもするのです。

そんなラノベの世界を数回に分けて徹底紹介しちゃいます♪

今回は、レーベルごとの作品群の中から「妹プッシュ本」をピックアップしてみました。





Arika妹

講談社ノベルズ (株式会社講談社が1982年に刊行するライトノベル系のレーベル)
創刊当初から主に推理小説の書き下ろしや、講談社から刊行された推理小説の単行本などを新書化して発行。近年はいわゆるライトノベルに分類される小説も多数出版しており、『メフィスト』掲載の小説が出版される際には基本的にこのレーベルから出版される。また、メフィスト賞受賞作も講談社ノベルスに収録されることが多い。講談社ノベルスのカバー背の「犬」のイラストは滝田ゆうによる。電子書籍版も発売されている。装幀は、ブックデザイナーの辰巳四郎が多くを手掛けていたが、彼が死去した後は、welle design(ヴェレデザイン)の坂野公一が多くを手掛けるようになっている。宇山日出臣は講談社ノベルス編集長を務めた。文庫化時に講談社文庫に収録されることが多いが、島田荘司『セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴』や小池真理子『死者はまどろむ』などのように例外もある。

2002年、講談社ノベルス創刊20周年を記念して、小説本文のすべてが袋とじになった「密室本」が発売された。2012年、講談社ノベルス創刊30周年感謝祭が開催された[5]。

■代表作品
「新本格魔法少女りすか」「きみとぼくが壊した世界」など。



 きみとぼくの壊れた世界/西尾 維新

きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)
(2003/11/08)
西尾 維新

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イラスト/TAGRO

禁じられた一線を現在進行形で踏み越えつつある兄妹、櫃内様刻と櫃内夜月。その友人、迎槻箱彦と琴原りりす。彼らの世界は学園内で起こった密室殺人事件によって決定的にひびわれていく…。様刻は保健室のひきこもり、病院坂黒猫とともに事件の解決に乗り出すが―?『メフィスト』に一挙掲載され絶賛を浴びた「体験版」に解決編を加えた「完全版」。これぞ世界にとり残された「きみとぼく」のための本格ミステリー。

Arika注目1hまさに『きみとぼくの壊れた世界!?
奇妙なバランスで成立している世界の中で、殺人事件が起きる話。 特徴がありすぎるキャラクター達がいかにもこの作者らしい。 ミステリーというよりは青春小説に近いかも。どこにも回帰しない精神論、軽快かつ奇妙な雑談、容易に起こる殺人事件、一見普通でぶっ壊れたキャラクター、モヤモヤする読後感。学校という閉じた空間で言葉を交わせば、世界にはもはや『ぼく』と『きみ』しか存在しない。そこで行われるきわめて論理的な言葉の応酬、しかしそこに、世界の外から見て理解可能な結論はどこにもない。まさに『きみとぼくの壊れた世界』。西尾維新節、全開。 1割のミステリと、9割の《人間》描写という『正常ではない世界』を描くのがお上手だ。特にラストは、なかなかゾッとするものがある。 読後、タイトルに「なるほど」と思わず膝を打つこと保証します。傑作というわけではないですが、非常に心には残る作品であることと、物語の真相の衝撃よりも、数沢六人という名前の衝撃の方が個人的には大きかった。「何故そんな名前を子供につけたのか?」という疑問が浮かんで、親の動機がしりたい。





 デッドエンドラプソディ/草薙 絡

デッドエンドラプソディ (講談社ラノベ文庫)デッドエンドラプソディ (講談社ラノベ文庫)
(2012/02/02)
草薙 絡

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イラスト/田中 将賀

カスカは通り魔に殺された…はずだったが、10年後、最強の魔術師になった妹のシオンによって蘇生された。6歳だったシオンはオマセな16歳。失った高校生活を妹と美しき男の娘と共に送るのだが、突如現れたエクソシスト修道女とゴーストバスター少女がカスカの存在を許さず、秩序を乱したシオンを殺そうとする。最強魔術師の妹の暴走は、どこまで行くのか!? 第1回講談社ラノベ文庫新人賞佳作受賞のオカルティックコメディ!


Arika注目1h通り魔事件で殺された兄と、
兄を蘇生するために10年かけて世界最強の魔術師になった妹の物語

内容としては、ある日事件に巻き込まれ殺されてしまった主人公である兄・カスカ(16歳)が十年後に魔術師となった妹・シオン(16才になってた)の手によって蘇り、魔術結社や教団の刺客とバトルしつつ学園生活をおくる……みたいな感じの学園バトルラブコメ。ちなみに最後のページに【続】と書いてあったので続きもののようです。狂った妹とそれを嘆いて何とか治したいと思う兄、という構図になっていますが、ぶっちゃけそんなに妹は酷くないです。むしろ主人公の考えが理解し辛かったし筋が通らないわがままばかり言ってるように思う。おまけに治すとは言っても、肝心の妹とはろくに話し合おうとはせずに一人で方針を決めてしまうので、とても独り善がりな印象を受けました。学園パートでそれとなく誘導するくらいならともかく、敵がこれから攻めて来るという自体になってもまだ普通の生活にこだわって避難を拒否なんて一体何を考えているのか…。むしろ妹の方は逆にクレイジーさが足らない、もっと過激でも良かったと思うくらいです。「存在そのものが禁忌である兄と禁忌に手を染めるほどの狂気を身に秘めた妹が周囲とどう折り合いつつ学園生活という日常を送るのか」というがっつりやったらめちゃくちゃ面白くなりそうなことをしたいのはわかるし、努力したのはわかる。ただ、構成が下手くそ!?あらすじを読んだ時にはどれほどのイカレブラコンだろうかと期待したのですが、あんまりイチャイチャしているところもなかったので、正直物足りなかった。元同級生で学園の教師になってる篠崎先生の存在が気になる! 最後のアレは…。




 ごーいんぐ? ほーみんぐ!/霧鳴 篤明

ごーいんぐ? ほーみんぐ!1 (講談社ラノベ文庫)ごーいんぐ? ほーみんぐ!1 (講談社ラノベ文庫)
(2012/10/02)
霧鳴 篤明

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イラスト/COMTA

友達のいない歩は一人寂しい下校中、クラスメイトの東条の姿を目撃する。だが、彼女の身体の一部は地面に沈んでいた。奇怪なその光景に、さまざまな疑問はありつつも興奮する歩。そう、彼は異能が大好きだった!彼を見込んだ“紅椿神社の呪いにかかった人を助ける帰宅部”の部長・風夏は無理やり歩を部員にする。東条もこの呪いにかかったせいで、怪奇現象に合い帰宅が困難となっていたのだ。おかしな呪いをかけた神の正体とは!?

Arika注目1h主人公がボッチの中二で妹が変態で呪い有りのコメディ作品!?
メインヒロイン・神埜にある事情でかかっている呪いを解除するため、彼女の友人である風夏に誘われ主人公が協力に乗り出す流れですが、この二人目のヒロイン・風夏が曲者です。時に主人公とヒロインの橋渡し役、時に情報源として、物語を引っ張る求心力となるのが風夏の役割ですが、実態はご都合キャラです。黒幕なんじゃないかと疑いたくなるくらい都合よく情報を持っている点など特にうさんくさい。呪いの解除が何故帰宅なのかはまあいいとして、帰宅のラストでバトルはダメだろ。百歩譲っていとしても、真正面から闘ったらダメだろ。もうそれ帰宅じゃねえし。異能バトルだし。「どんな状況でも、例えそこが異世界でも、家に帰るのが帰宅部だ!」みたいな異能バトルだったら違和感ないかもしれないけど、物語は面白いんだけれど、テンションの高いキャラが多いせいか、まとまりが悪い。というかヒロイン以外全部ウザく見えてくる。妹を暴走系じゃなくヤンデレ形に、神様は無邪気な感じにしていたらキャラクターもそれぞれ映えたんじゃないかな。