球磨川・川辺川へ初めての釣行 | 九州釣バカ雑記

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熊本・天草を中心にいろんな釣りを楽しんでいるショップスタッフのブログです。

球磨川が舞台となっている野嶋玉造プロや福田眞也プロのDVDを観るたびに『いつかは球磨川で尺鮎を狙ってみたい』と以前から思っていた私。

『今年こそは、球磨川へ行く!』と決め、アユ釣りシーズンが始まったくらいから少しずつ準備や情報収集を始めていました。

そして遂に、9月7日に球磨川に向かって出発したのでした。

午前7時頃に熊本・人吉市に入り、ナビの音声案内を頼りに囮屋のまっちゃんを目指す。
まっちゃんは、事前にネット検索で探していた囮屋さんです。どういった場所にあるのかは全く知らないので、ナビ任せで向かいます。


インターから約十分で到着。

店番をしていた奥さんに挨拶し、日釣券を購入していると福岡ナンバーのレンタカーが入ってきました。年配の男性が三人降りてきて、慣れた様子で囮アユと日釣券を購入するとすぐに去っていきました。

奥さんとの会話から何日か滞在して釣っているようだったので、
『あの方たちはどこから来られているんですか?』と尋ねてみると、

『あの方たちは京都からですよ』との返事。

『きょ、京都からですか!』と驚いていると、

特にこの時期は他府県から訪れる方が多く、明日は大阪から9人の団体が来るとのこと。

球磨川は全国から釣人が来ると以前から聞いていたが、すぐにそれを実感するとは…

磯釣りでいう長崎・男女群島と同じやね。

と、思ってしまいました(訳が分からないという方、ごめんなさい)。

で、囮を買いながら、奥さんに初めてで釣場が分からないので、おススメの場所を教えてほしい訪ねてみた。

『店の前付近から、球磨川との合流点まではどこでもいいよ。新村橋付近が入りやすいけど、今日は人も多いからねぇ』とのこと。

球磨川との合流点?

 

この時に、囮屋さんの前の川が、支流の川辺川だと知りました(爆)

せっかくここまで来たのだから球磨川で竿を出したいと思ったが、奥さんの

『川辺川の水は綺麗だからアユは美味しいよ』

の一言で、とりあえず川辺川で釣ることにした。釣れなかった時には球磨川に移動すればいいし…。

囮を購入し、川沿いの道を下流に向かって走る。

釣場をチェックしながら走っていたが、川に下りやすい所は釣人が四、五人入っており、平日とは思えないほど人がいた。

合流点が見える付近まで来たときに、一か所だけ誰もいないエリアがあった。

トロがあり、瀬がありで面白そうな場所だが、上流の混雑ぶりからすると

何か不自然な… ( ̄ー ̄;

しかし、これ以上釣場を探している時間ももったいないので、ここで竿を出すことに。

準備を覆え、道から小さな分流に降りて中州に向かって歩く。

歩いていると、白黒のまだらな石がびっしり。よく見てみると、

全部ハミ跡!

今まで、こんな数のハミ跡を見たことが無く、一気にテンションアップ

また、ハミ跡も結構な大きさです。


釣ったのはこんな所。左側の流れを狙います。

8時過ぎから囮を送り込んでアタリを待ちます。あのハミ跡の数からすると、アユもかなりの数がいると思われるが…

四十分ほど反応無し。

『ハミ跡がいくらあっても、釣れないときは釣れないんだなぁ』と思いながら、少しだけ下って、流れがちょっと緩んだ所に囮を入れる。と、

ガツーンと待望のアタリ!

1尾目だけに慎重に寄せ、付け糸を掴んでタモへイン。

 
川辺川の初アユは、24㎝ほどでした。今まで釣ったアユ中でも香りが強く、確かに美味しそうです。

それからポツポツと掛かり始め、二時間ほどで7~8尾キャッチできた。

サイズは、いずれも25cm前後はある。

ある程度釣れて気分的に余裕が出てきたのか、ある考えが浮かびました。

実は、今回の釣行に際しては、ある方からパワーロッドを借り受けていました。



『26㎝クラスなら楽勝で抜けるから』そう言われてました。

ただ、慣れない竿で抜いて失敗するのが嫌で、すべて近くまで寄せてからキャッチしてました。

今度は抜いてみよう!

そう決めてアユを送り込むと、ほどなくして掛かりました。

余裕で浮かせて、一気に抜きます。

物凄い勢いで飛んできた二匹のアユ、

オトリはイン、掛かりアユは枠外へ (T▽T;)

いくらパワーがあるロッドでも、使う人の技術が無ければ性能を生かせない事を思い知りました(爆)

再び、寄せてキャッチ方式に変更です。

昼以降は掛かりが悪くなり、場所を変えながらポツリポツリと拾い釣る感じになった。

14時頃には小雨が降りだし、すぐに止んだと思ったら今度は雷が近づいてきた。雷は鳴り止むことがなく、さすがに危険を感じたので納竿とした。

 


結果は17匹掛けて1匹根掛かり、2匹バラシで14匹キャッチ。最大で26・5㎝でした。


車まで戻ると、朝は無かった会津ナンバーの車が止まっていました。しばらくすると、車の持ち主の年配の男性が上流の方から歩いてきました。私と同じ、Dブランドのウェアとタックルで揃えていた方だったので、ちょっとした親近感を憶えました。

『どうでしたか?』と声をかけると『厳しかった』との答え。
福島県から車で来ているこの方は、球磨川に一週間ほど滞在してアユ釣りを楽しむそうである(羨ましぃ~)。

初めて川辺川で竿を出したことを伝えると、『どこから来たの』と聞かれたので『福岡からです』と答える。と、

『福岡って、地元じゃないですかぁ』

と笑いながら言われた。

じ、地元って… (  ゚ ▽ ゚ ;)

一応、200㎞ほど走ってきてるんですけど…まぁ、福島から来られた方からすれば、福岡と熊本の距離なんて〝ご近所〟くらいの感覚なんでしょう。

帰りに福田眞也プロのDVDに出ていた球磨川・高千穂の瀬を見に行きました。

 
小雨振る中、頑張っている方が一人いらっしゃいました。
いつかは、ここも釣ってみたい。

こうして初釣行は終了しました。

この釣行分かったのは球磨川の魅力的は、一回の釣行では分からない!』ということ。
そして、高速を走りながら、次の休みも球磨川・川辺川へ行くことを決めたのだった。

で、8日に仕事を済ませて、9日に再び球磨川へ向かうのでした。




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