西日本妄想記
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コーチングと妖怪人間ベムについて

最近、ふとしたきっかけから「コーチング」の勉強にはまっている。

 

ゴルフの松山選手が、コーチをつけて急激に好成績を残し始めた話などは有名だが、コーチングとは、コーチされる対象者の目標達成のために伴走し、その目標達成のために必要な「行動」を本人に気づかせるものだ

(ああしろこうしろとアドバイスするわけではない、時にはするかもだが。。)

 

大変奥が深い。本人も気づいていない本当の目標や、行動を気づかせ、その目標達成に向かっていく手助けをする。

 

勉強してしばらくして、頭に浮かんだのは幼少のころに見た『妖怪人間ベム』にもしコーチがいたならば。。ということだった。

 

『妖怪人間ベム』は、かなり小さいころに見たのでおぼろげな記憶ではあるが、ベム、ベラ、ベロという妖怪人間の家族が、人間ぽい姿で普段は行動しつつ、妖怪に変身することができ、変身することで様々な特殊能力を発揮する。という設定だった。それで主に、人間を守るため(?このあたりはおぼろげ)毎回敵を倒していくという設定だった。

 

さて、この話をコーチングとして考えてみたい。

 

まずベムの目標だが

(早く)人間になりたい

 

きわめてクリアだ。これ以上ないシンプルさ。しかもその思いは主題歌で歌ってしまうほど強い。コーチングとしては最上の素材と言える。(早く)の部分は微妙だが、目標達成に対して道筋をつけて上げれるかもしれない。

 

だが、彼らは果たしてその目標に向かって正しい行動をとっていたのだろうか?

 

俺のおぼろげな記憶だが、『妖怪人間ベム』の各回で、彼らが「人間になるためにはどうすればよいか?」というDiscussionあるいはWorkshopをするような場面であったり、目標のための計画を練り、PDCAを回していくような場面を見た記憶がない。

 

かなりおぼろげだが、いろんな回で人間を助けていたような気がする。

むしろ妖怪としての特殊能力を生かしつつ、嬉々として(?)敵をなぎ倒すシーンしか浮かばない。

 

 

 

そしてラストシーンは、人間になることなく街を去っていくのだ。

 

 

俺はコーチしてあげたい

 

~妄想開始~

 

俺「さて、聞くまでもないですが、あなたの目標は?」

 

ベム「もちろん!早く人間になりたい!!」

 

俺「人間になるために、あなたは今どんなことをしていますか?」

 

ベム「何って、なる方法を探している・・」

 

俺「なるほど、素晴らしいですね!例えば最近だとどんなことをしましたか?」

 

ベム「ですので、、街をうろついたり、人間のことを知ろうとしたり・・」

 

俺「なるほどなるほど、人間のことを知ることは大事な一歩かもしれませんね!最近具体的に何かしたことはありますか?」

 

ベム「うーん。。最近忙しくて、、困っている人間を助けたりしていたからなあ。。」

 

俺「あなたの妖怪になった時のスペックは素晴らしいですからね、でもなんで人間を助けるんですか?」

 

ベム「それはだって、、俺たちは人間に強烈なあこがれがある!だから人間になりたい!そんな生物を助けたいのは当然じゃないですか」

 

俺「ベムさん、、あなたは本当に素晴らしい。人間以上に人間らしい精神性の持ち主ですよ。ところで、人間を助けることは、あなたが人間になる(目標)ための助けになっていますか?」

 

ベム「直接ではないが、、まあ、人間に信頼を得られるし。」

 

俺「なるほど。。信頼を得ることはうれしいわけですね。質問を変えましょうか、なぜ妖怪だと嫌なのですか?なぜ人間になりたいと?」

 

ベム「それはだって、、三本指だし、気持ち悪いし、妖怪だと誰も一緒にいたいと思わないじゃないか!!」

 

俺「それは、あなたが助けた方々もそうでしたか?」

 

ベム「それは、、一応感謝してくれる人もいた。。それでも気持ち悪がられることも多かったけど。。。」

 

俺「なるほど。。妖怪のままでも受け入れてくれる方もいたと。。もし皆があなた方を今のまま受け入れてくれたとしたらどうでしょう」

 

ベム「そんなことありえない」

 

俺「仮定の話ですよ(笑)」

 

ベム「まあ、、もしそうなら、無理に人間にならなくてもいい

 

俺「妖怪のまま人間に受け入れられる。そのためにできることは何かありますか?」

 

ベム「うーん。。暴力で物事を解決する用心棒とか?」

 

俺「物騒ですね(笑)でもいい感じですよ!他には何か?」

 

ベム「そうだなー・・ベラは死者をよみがえらせることができるから、医者とか?」

 

俺「ホントですか?それちょっとすごいですよ。なんでそれもっと使わないんですか?

 

ベム「いや、ちょっとタイミングというか」

 

俺「そのタイミングを増やすには?」

 

ベム「うーん、広告とか?まあ死者蘇生なら確かに口コミでもいけるかも。。最初は少数のカスタマーから始めて」

 

俺「私もそう思いますよ!絶対受けるじゃないですか!」

 

ベム「そう、、かな?」

 

俺「用心棒みたいなのもそうですよ。実際に暴力をふるう必要は無いのですから、暴力が襲ってこないように威嚇できればいいわけで、、みなさんちょっと、普通に無い能力の持ち主ですよ!・・もしそれを発揮できたとして、それでも三本指を人は怖がるのでしょうか?このDiversity & inclusionの時代に?」

 

ベム「それは・・」

 

俺「ベムさん、もう一度聞きます。あなたが人間になりたい理由、その奥にある本当の目的は何でしょう?その目的のためには実は複数の選択肢がありませんか??あなたの考える目標に向かって一緒に協力しますよ!」

 

そうして彼らは妖怪キャラもむしろ生かしつつ、個々の特殊能力を生かして幸せな人生を送るのだった。

 

~妄想終了~

 

ああ、コーチしてあげたかった。。

 

そんな、普段から妄想はしているものの、妄想が飛びすぎて久しぶりに書き起こしてみた勉強になる日だった。

 

(完)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”他人の心を読む難しさについて”

歯医者のサービスについて

全員そうだと思うが、俺も歯医者は嫌いだ。


しかし、親知らずを抜いてから一年もたたないと言うのに、別の歯が急激に痛みだした!


やむを得ない・・。


と言う事で歯医者へ行って来た。




レントゲンを撮る。



歯科医:『んーー、何か、今回痛み出る前に、一回大きな痛み出た事無いですか?』


俺:『いや、無いですね・・』


歯科医:『むー・・、これはちょっとねぇ。。』



俺:『は、はい』


歯科医:『ちょっとレントゲンのこの部分見てもらえますか?』



俺:『はい・・(と言ってもわからない)』


歯科医:『これが前回撮ったレントゲン、そしてこっちが今回ね』



俺:『ええ』


歯科医:『この部分わかりますか?』





質問が多い。


逆に心配になる。結論から!




とは突っ込めず。


ともかく、歯の根元に膿が溜まるという、あまり良く無い状態らしい。


治療が始まった。





歯科医:『じゃあ治療しましょう』



俺:『(うなづく)』


歯科医:『この場合は神経が死んでる場合が多いんですが』



俺:『(うなづく)』


歯科医:『それを確かめるために、あえて麻酔無しで削ってみますね。痛かったら言ってください』



俺:『(うなづけず)』




他に考え方は無いのか。


考えるんだ、歯科医!




とも突っ込めず。



激痛が走ったらハズレってか?ちょっと触るとか、何か無いの?


「チュイーン」

あの恐怖の音が響き渡る・・。




『痛いですか?』と聞かれるものの、これは根元の方の痛み?

いや、全く何も感じないというわけじゃないし、痛い。・・・と言うか

恐怖で何も分かりません!!



歯科医。頼む。もっと俺の立場に立った発言と行動を。



そんな、恐怖に耐え抜いた自分を誇らしく思える日だった。


(完)



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