家庭用の白髪染めとして扱われている商品にもさまざまなタイプがあります。
法律上の分類としては“永久染毛剤”と“半永久染毛剤”に分類されます。
“一時染毛料”というものもありますが、これは白髪染めと言うよりは、白髪を着色すると言ったほうが適当だと思うのでここでは割愛します。ちなみにこれに属するのは、カラースプレー等のシャンプーでとれてしまうタイプのものです。

永久染毛剤は字のごとく、一度染めると永久的に取れない染毛剤です。しかし厳密に言えば永久とはいえども、若干の退色はあります。
お馴染みの商品としては1剤と2剤を混合して酸化発色させる俗にいう“ヘアダイ”
もう一点、古くは古代エジブトでクレオパトラも愛用していたという“ヘナ”です。
アフリカやインドでは紀元前から使われていた染毛剤ですが、日本で認可になったのは比較的歴史も浅く、2001年のことです。色味はオレンジがかった茶色の単色で、感触面では賛否両論です。ファンとアンチが極端な商品のように思えますが、やはり熱烈なファンに支えれれているようです。

これに対する半永久染毛剤という、数日から数週間で少しずつ取れてしまうものにも幾つかあります。
馴染みの深い商品は“ヘアマニキュア”ですね。日本で使用されるようになったのは1980年代で、美容室の専売品として広まりました。その当時はまだヘアマニキュアという命名がされていなく商品名のセロフェインと呼ばれたり“髪に色の膜”のような抽象的な表現をしたりといろいろでした。商品よりもヘアマニキュアという名前の方が後でついたんですね。
これよりも比較的歴史が浅く、ここ数年で話題が急上昇しているのが“白髪染めトリートメント”です。
新ジャンルであるHC染料等を主原料として、家庭用の手軽に髪の毛を傷めずに出来るヘアカラーとして広まってきました。ヘアマニキュアと比較した時の違いは、ヘアマニキュアは髪の毛の表面に膜を作るように吸着するのに対して、白髪染めトリートメントは分子量の小さい染料が髪の毛の皮質と言われる内部まで浸透して、染まるということです。
最近では美容室等でプロフェッショナルユースもあり、次第にシェアを広めているようです。
また商品スペックもどんどん向上しているので、最近では美容師が恐れているくらいですね。

最近の白髪染めトリートメントの人気商品の比較 は、こちらのサイトをどうぞ。

http://白髪染め比較navi.jp/