座卓屋本家の扱う製品はこたつテーブルですが、冬支度を始める方が多くなったせいか、こたつヒーターに関する問い合わせが盛んに寄せられます。
中でも、海外にお住まいの方々からの問い合わせが相次ぎました。
イギリス・フランス・オーストラリアにお住まいの方々ですが、問い合わせ内容は共通していて、
「海外でも使えるこたつヒーター扱ってませんか?」です。
古くて新しい問い合わせです。今年に限らず、かねてより何回も頂戴した質問ですが、また、改めて意を決して、あるこたつヒーターメーカーにEメールを送り、その後、電話に及びました。
期待した訳ではありませんが、回答はやはりいつもの通り、
「技術と上に報告しときますわぁ。」って。
我ながら、いつも同じ質問にいつも同じ回答。まるで、数ヶ月ごとに、何か時節の挨拶でもしてるようで、全く変化なしであります。そうは言っても、彼らが悪い訳でも何でもなく、特に今の景気では、開発商品などといっても気合いが入らないことは端から知れていることで、何やら仕事の邪魔をしているようで申し訳ない次第であります。
いや、しているよう、でなく、実際、相手は邪魔くさいと思っていることでありましょう。
少なくとも、100V定格のこたつヒーターを海外で使用する際に、適当と思われる変圧器でも紹介してくれないか、と食い下がる訳ですが、残念ながら、彼らが変圧器を販売しているわけでもなく、紹介すべき特定の変圧器もないようであります。
海外こたつヒーターの開発に対する否定的要素とは、
1.日本の電気安全法に相当する海外の法律を仔細に検討しなければならない。
2.海外の特定の地域は電圧が一定しておらず、技術的な問題を伴う。
3.アフターサービスが必須であるが、どうすべきか全く不明。
4.海外仕様こたつヒーターのビジネススケールが不明である。
というのが代表的なものです。
オーストラリアに日本家具のローカルECウェッブサイトがあります。
Japaneche
http://www.japanache.com.au/
オーストラリア在住の日本人だけでなく、ローカルの人々でも、こたつに興味がある人が多いため、こたつヒーターは日本の100V定格のものを日本から輸入し、変圧器をセットにして販売しているのが現況です。
こたつヒーターの心配より先に、自分とこの商売を心配すべきですが、問い合わせを受けるたびに、
「何とかならんもんかの~。海外仕様こたつヒーター」
と悶々としております。
座卓屋本家、こたつヒーターについて
http://www.zatakuya.com/index.php?Guide%2FKotatsuHeater