怒涛の八月であった。






ムキー滝汗ゲッソリ真顔ニヤニヤ笑い泣きチーンニヒヒちゅーウインクデレデレムキーゲロー







まず祖父の初盆である。





田舎本家のご多分に漏れず、
生前顔の広かった祖父の初盆詣りは
コロナ下の状況も物ともせず
次々と人が訪れた。





その細々とした手伝いも兼ねて帰省、
子供らの短い夏休みの終わりと共に
自宅へ戻ったのであるが、
まだ片付かない案件が多々あり
再度、私だけ帰省したのである。





主に祖父の遺品整理であったが
そらま〜〜〜大量のモノが溢れており、
普段からの管理の大切さを思い知った。






ショックショックショックショックショックショックショックショックショックショックショックショック






遺品整理は物欲を無くすのに
最適のアクティビティだと断言できる。





筆頭は衣類である。
どんなに仕立ての良い高級品であっても
誰にもサイズが合わず好みも合わない。
つまりゴミである。
よしんば金目の物があっても
それを換金するには
それなりの手間と労働が発生し、
かなりめんどくさい。





死を目前にした人々の側にいることは
自らの死のシミュレーションに繋がるなと
非常に勉強になった次第である。





今ではモノを見るとすぐ
その行く末が見えるようになった。
全ては諸行無常、かつ一期一会なのである。





お土産に祖母に貰った高級茶葉と
懐かしの地方菓子を楽しみつつ
私ももう一度
この狭い部屋の物物を
見直してみることにする。