最近、人間の脳は
思いあがっている。
単なる一臓器の分際で
我こそはこの肉体の
全てを統べる王であり
支配者であると
勘違いしている。
だから
脳さえ生かせば
あとは機械の身体でも平気だ
記憶を移植すれば永遠に生きられる!
なんて夢を見る。
私に証明はできないが
肉も骨も皮膚も内臓も血も
皆それぞれに考えて
色々なことを記憶しながら生きているのに
間違いはない、と思っている。
🧠🧠🧠🧠🧠🧠🧠🧠🧠🧠🧠🧠🧠🧠
モラハラDVに耐えてしまう。
脳が暴走した結果、
そうなる。
古い脳はまあよい。
古い脳は内臓としとの分を
まだわきまえている。
問題は新しい脳だ。
新しい脳は言葉を生み出し発達させ
次第にそれに耽溺するようになり、
最終的には言葉の方を
現実より現実味のあるものとして
認識するようになった。
それは科学技術と文化の発展を促したが
同時に現実を見失わせもした。
「愛」「家族」「助け合い」
「お前のためを思って」
「バチが当たるぞ」
「オバケが出るぞ」
などの言葉の方を信じ、
酷い目に遭わされていても
逃げなくなる。
内臓は、皮膚は、
血は、骨は、全力で
危険を知らせているのに
思いあがった脳が
言葉の麻薬で麻痺させる。
DV被害者が離別を決意するときは
何らかの「とどめの一撃」があるそうだが、
それはつまりその衝撃で
脳がフリーズした隙に
肉体の他のメンバーが反旗を翻し、
思考の主導権を奪い返したということだ。
さて、あなたの脳は
思いあがっていないだろうか?