目黒女児虐待の母が獄中手記 「若い女の子に読んでほしい」




予想通りコメント欄は
皮肉と嘲りと怒りの坩堝である。
しかしそんなことはどうでもいいのだ。
彼らは所詮、単なる外野なのだから。



時は巻き戻せず、
選択したこと、起こったことは
決してなくならない。



彼女は腹を括った。
これは絶望的なまでの超しくじり母親が、
同じ超しくじりを繰り返す若い娘が
少しでも減るようにと書いた本だ。



私は彼女と同じ種類の人間である。



単に少しばかり運が良くて、
選んだ男が
子供を虐待死させる程ではなかった、
ただそれだけである。



私は彼女を擁護できず
かつ謗りもできない。
ただその言葉を
ナイフのように胸で受け止めるだけだ。



しかし私は彼女の覚悟に共感する。



覚悟とは、
自らの行いと心を真に理解し
行動に移すということだからだ。



それだけが、同じ過ちを
減らすための唯一の手立てである。