「現実を見ろ」と
人は気軽に言うが、



そのままの現実は
我々人間の脳には情報量が多すぎて
受け止めきれない。



だから生存に必要なものだけ
最大限拾えるよう
不必要なノイズはカットされる。



言語というのがその一つの技で、
音や文字に特定のイメージを紐付けすることで
情報を整理し、
脳が理解しやすいよう噛み砕いてある。



いわゆる2次元のキャラクターの方が
現実のそれより
ズキズキ刺さるように魅力的なのも
そのためである。
彼らは精製された麻薬なのであるから
当然だ。



2.5次元を張っている芸能人らも
やはりノイズを排除し、
精製されたイメージを作り出すことに
日々精進し、それを売っている。
事務所は麻薬製造プラント、
マネージャーはプッシャー(売人)である。



つまり彼らは
大衆を酩酊させることを目的とした
生けるドラッグなのだから、
実際の麻薬と親和性が高いのも当然だろう。



田代まさし氏を笑う資格など
誰にもないのだ。






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つまり言葉というのは
精製されたコカインまたは砂糖のようなもので、
俗に言う活字中毒者という呼称は
まことにコトの本質を突いている。



かくいう私も
長年の”ヘビー言葉ユーザー”であり、
その高揚感、その酩酊感、
悪酔いしたときの気分については
よく知っている。



考えてみれば、そんな私が
元夫とやっていたのは基本的に
ラップバトルみたいなことだった。



元夫が
次々と繰り出す謎理論Trap, 
罵詈雑言のディスりRap!
(↑韻踏んで見たぜメーン)
それを元来の私のやり方で
ひっくり返そうとすると
罵声と鉄拳制裁で負かされる。



悔しかったのである。



言葉と理論を操ることにかけては
少しばかり自負があったのに
慣れない英語と汚い言葉の勢いに押されて
負けに次ぐ負け戦。
私の言葉スキルの弱点を
これでもかと見せつけられた。



英語による主張と罵倒、
あと気迫と大声、
これをマスターすることによって
私の勝負はついたと言っていい。






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最近は読書より、
手芸や園芸、散歩の方が楽しく感じる。



元夫というヤクが抜け、
離脱症状も無くなり、
私もカタギに戻ってきたのやも知れぬ。