彼女が唄うように、
女にはNOを言う技術が必須である。
また、非難されがちな女の計算高さも
実は非常に大事である。




これがちゃんとできない女は
私のように
元夫みたいなやつに引っかかる。




ただ愛し愛されたい、
思いやりのある温かな関係を
築きたいと思っても











基本的に大抵の男性の皆さんが考えていることは
寂しい!
ヤリたい!
この二点のみなので、
関係を健全化するためには
きちんと対価を考慮しなければ
ならないのである。







対価を考慮せずに付き合うと
その関係は急速に菩薩マリア化…
つまり搾取へと堕する。
サービス過剰なレストランの客層は
ろくなものにならない、
そういうことである。




また、女から要求しなくても
ある程度の対価を
自ら持ってくるような男性でないと
やはりヤバい。






ぶちゅーぶちゅーぶちゅーぶちゅーぶちゅーぶちゅーぶちゅーぶちゅーぶちゅーぶちゅーぶちゅーぶちゅーぶちゅー






モンローは
女を武器にしただけの
無能女優というイメージに対して
常に挑戦していた。




それは、女など武器にしていません!
というアピールに走ることではなかった。




むしろその真逆




女であること、弱いこと、
魅力的であることを
全面的に肯定し、洗練する方向で
全身全霊の努力をしたのだ。




一度やってみればお分かりになると思うが
カメラの前で歌い踊り演技する、
これは簡単ではない。
それを彼女は二十歳以降
ゼロから習得した。




父親不在、精神病の母親
たらい回しに里子に出されて
そこで性的虐待も受けていたモンローは




いわゆるボーダー、境界性人格障害で
低い自己肯定感と
埋まらぬ胸の大穴を抱えて生きていた。




だから人々の関心を繋ぎ止めるため
様々な攻撃を回避するため
大事に扱われるため
何より、自分に自信を持つため
女の性と美の力を使うことを
ためらわなかった。
ためらわないというより
「それ」しか持っていなかった子、
それがマリリンモンローだった。




恐らく最終的には
彼女はたくさんの人々に愛されたが、
胸の底無し穴のために
実感はできなかったのだろう。
私の元夫のように。







真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔






私が見出したいのは、
女としてのバランスだ。
それはモンローの闘い方の先にある闘い方、
究極には合気道のようなものだ。




健康なモンロー。
そのキャラを完成して初めて、
われわれ女はやっと
ノーマ・ジーンを
労えるのではないだろうか。