つまり今私が一番気にしていることは
子供の事はもちろんだが
ちゃんとした仕事につけるかどうか、
のようである。




キョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ




モラ尾君の嫌さの一つに
「トップダウン式突然の今後の方針宣言」
がある。


常に、何故か、今後の私の処遇について
あちらが設定して宣言してくる。


出ていけとか、いや出て行くなとか、
私の意見を聞きつつも
何故かその最終決定はモラ尾君がやる。
反対意見を言ったりすれば
そら にしおが全てをかき回す、となる。


もちろん私も全力で闘ってきたので
昔のように訳のわからないまま
引き回されはしないし
あちらも譲歩や放任はするようになったが
基本精神は変わっていないので疲れる。


私は彼の人生プランのコマだったのである。
そりゃ、疲れる。


家も、仕事も、子供も、育児も、家庭の在り方も
ほとんど全て モラ尾君のやりたい事をベースに
私のやりたい事を乗っけて来た。
あちらも一応意思確認はしてくるが、
単なる契約上の言質が欲しいだけで
巧妙にモラ尾君の意思上に構築されている。


夫婦二人で仕事をしていても
全ては「俺のもの・俺のプラン」なのだ。
私の気持ちや都合で意見すれば
「君のためにここまで路線変更した!」
「ワガママだ!」
と言われるのだが、その路線変更自体
私は頼んでいないのである。
私がどれだけモラ尾君に合わせていたかは
モラ尾君の脳には理解できないし
そんなの頼んでなかったと言われて終了だ。


記録を見ても、私は結婚当初からひたすら
あなたのプランから抜けたい、辛いから、
としか言っていない。
抜けようとするとクソミソに言われた。


今回のアパートの件では久々にそのパターンが
再演されたので余計に疲弊した。
さらに子供とか 母とかの事を考えていたら
縛りが多くなってしまって 迷子になった。


一旦縛りから離れて 自分のやりたい事ベースに
改めて考えてみようと思う。
ちゃんとした額の収入も得たいし、
もうやたら誰かのために合わせるのはやめ。


モラ尾君だってフルタイムの仕事でも
いいじゃないと言ってくれてるのだ。
それを罠だと感じる警戒心は洗脳の残り滓だ。


モラ尾君にだって掃除や洗濯や
子供の明日の準備や 買い出しや 
季節ごとの部屋の整頓や物の入れ替え
いつかまた来る町内会の役員や
ゴミ出しや 庭木の手入れや
庭の掃除や 一日中起こるなくし物探しや
ご近所トラブルの始末は できる。


仕事の方は一年チョイをかけて、
従業員さんに全て引き続きしてきた。
モラ尾君の興奮した突発的な怒りも、
何時間も続く演説も、
コザコザした調べ物も、
新しい計画への素早い対応も、
従業員さんがかなりの高待遇と引き換えに
受け止めてくれる。


私がフェードアウトする準備は全て整ったのだ。
理性さんと脳幹さんによる
真っ直ぐ真っ当な判断によって
ここまで持ってきた。


改めて振り返って見ると、
時間はかかったけど
それは私がいつも気に病んでいた
自分自身への言い訳や逃げのためじゃなかった。
全部、現実的に必要だった。
真っ当な理由があった。
自分の引き起こした問題や課題を
全て片付ける下準備には、10年必要だったんだ。
私、全部真正面からがっぷり四つに組んで
自分で考えたよ。


うん。


やっぱあたし、バカなりに頑張ったわ。