引き続き、
「無償の愛」とは何ぞやについて
精神と物理の観点から解説します。



ニコ 無償の愛とは


何の根拠も目的も無く、ただ
「自分は生きて
    存在しててヨシ☆」
という、自己承認の感覚を
与えてくれるものです。


生まれた時点で私たちは
既に物理的に「生きてる」わけなんですが、
物理の「生きてる」と
精神の「生きてる」は
似て非なるものです。

ハイここテストに出ますよ〜。



ニコ 二つの脳と「生」


原始的な脳はガッチリ現実とつながっていて、
物理の「生きる」を担当しています。
息したり食ったり寝たりします。
意識もここにあります。
ひたすら目の前の現実を生きてます。


新しい脳、大脳新皮質は
精神の「生きる」が担当です。
原始脳の働きをベースに
複雑な計算ができますが、観念的なので
現実を無視してしょっちゅう遠くに行きます。


生きる根拠も  目的も  価値も
全ては大脳新皮質さんが創り出した
オシャレな仮想概念に過ぎません。
ですから「役立たず」などという言葉は
人間界にしか存在しません。


生きる「理由」って何だよw
オメーら言葉遊びしてんじゃねぇよwww
という事に気付いたのが
偉大なる哲学界のアスペ巨人、
ヴィトゲンシュタインさんです。


無償の愛は、
この物理的「生」と精神的「生」に
バランスの良い融合を与え
物理と精神が共に寄って立つのを手伝う
生のスタータープログラムです。

このインストール作業を経て、
ヒトは現実感を保ちつつ 同時に思考を
遥か遠くのマトリックス世界に飛ばすことも
できるようになります。




ニコ それぞれの「生きてていいよ感」の得かた



無償の愛を貰いそこねて
元気な自己愛が育たなかった男の子は、
引き続き赤ちゃんのように
世話をしてもらうことで
存在意義を得たがることがあります。
これがモラ夫さんです。

赤ちゃんなので、代理母に仕立てた女性の
実質的自立を嫌い、身近に置いて拘束します。
見捨てられの恐怖と怒りの衝動は
主に他者に向かいます。
DV・モラハラ・パワハラ、
引きこもって家庭内暴力、などがそうです。


女の子は逆に、人の役に立ったり
人に求められたりすることに
存在意義を求めてしまうことがあります。
これがモラれツマ、いわゆるご奉仕系です。

誰かに必要とされていないと
居ても立ってもいられません。
怒りの衝動は主に自身に向かいます。
摂食障害、リスカなどの自傷、
性的放縦などがそうです。


もちろん逆バージョンもあります。
また、危険運転やギャンブル依存、過度の飲酒や
麻薬の使用などは双方に共通して見られます。


ここまでくると、
『生きていいよ』という承認欲求ですらなく
『やほ☆自分生きてるー?』
という生存感覚の定期確認というレベルにまで
簡略化されています。




ニコ 仕組みは分かった。で、どうする?



我々が受けたダメージの正体は分かりました。
しかし分かったからと言って苦しみは消えず、
胸の穴は穴のままです。さてどうするか。


処方箋は勿論『愛』。
が、これを他者から貰おうとすると
蟻地獄に落ちることはご存知の通りです。
大人世界は既に有償の愛にシフトしています。

あなたは既に赤ちゃんではありませんので、
人から貰う無償の愛では効きませんし、
頑張りや成果への報酬としての自己愛も
自分を追い詰めることがあります。
(ワーカホリックや美容整形マニアの方がこれ)

↑上記の2愛は元気な自己愛の
スターターとしては機能しますが、
ゴールにはなり得ません。


やっぱり、
元気な自己愛を自給自足するしかありません。



ニコ  具体的には


自己愛と現実感は
同じものと呼んでも良いくらい密接です。
ですから早速
現実感を取り戻すストレッチを始めましょう。


◯メディア断ちをする

あれは大脳新皮質を撹乱して現実感を失わせる
甘く刺激的なドリームドラッグです。
ニュースや新聞、雑誌、テレビなどに
しばらく近づかないようにしてみましょう。


◯現実の人間や自然と関わる

モラ夫さんも毒家族も現実の人間ですが、
妄想世界を暴走させている人たちなので
可能な限り接触を減らしましょう。
なるべくマトモそうな普通の人たちと
世間話をしてみましょう。

人口的な都市も
新皮質さんが作った観念の世界ですから
現実度が低くなっています。
ショッピングモールに行くぐらいなら
道端の雑草を見つめる方がベターです。


◯自分を労わる、体を動かす

体の手入れをする、よく休む、
嫌いなものからは逃げる、
嫌なものは嫌だと言う、
美味しいものを真っ先に食べる、
必要とあらば
嘘を付いてでも保身に走るくらいの勢いで、
内臓さんのメッセージ(腹痛など)に
耳を傾けてあげましょう。


◯敵を認識・対決する

無意識下では皆さん既にご存知の通り
ラスボスは自分自身😈ですが、
まずはきちんと親(家族)かモラ夫さんと
ケリをつけましょう。

縁をブチ切るなり
ふんわりフェードアウトなり
ガチンコ勝負するなりして
本命の敵と戦うようにしてください。
間違っても代理敵と戦ってしまわぬよう
気をつけましょう。



ニコ 因果応報は存在しない



大変残念なお知らせなので
お伝えすることが憚られますが、
生きる理由と同じで
自然界には因果応報は存在しません。
長期的には似たような事象が
起こることがありますが、
多分あんま意味はありません。

ですから、被害者がいくら耐えて頑張っても、
モラ夫さんや毒家族さんにバチは当たりません。
ビタいち当たりません。

従って、敵対や逃亡による
ご自身への因果応報も心配せず、
自由に色々やってみることをお勧めします。

また、それこそが
生きることそのものであろうかとも思います。