<楳図かずおさん>仏の漫画賞「遺産賞」受賞 日本人3人目



楳図かずおさんは、
本物の天才だと思っている。
人間の根源の根源から目を逸らさない天才。


人工知能どころか
インターネットが一般化する遥か前の前に
このテーマを 愛や 大人になることや
神とは何か、等の素材と絡めて描き切った漫画。





初めて読んだのは高校生の終わり、
二十年以上前になるが
理解の前に直感で
これはヤバいものを読んだ、と思った。


続けて、神の左手悪魔の右手を集めた。
これも 物凄かった。


14歳は、そのしばらく後に読んだ。


14歳。中二。
その年齢が、
人間にとってどのような巨大な意味を持つか。


「厨二」というからかいの表現は
人間の真実に一番近いその歳を
虚勢を張って「世間の常識」で
力無く嗤ってみせただけで
実はそれが人間にとって一番恐ろしく、
根源的な何かである事を
我々は本能的に知っていたのかもしれない。


尻切れトンボの最終回は
当時、担当編集の若造とソリが合わなくて
そんな風になったと後で知った。


最近、加筆したらしい。
早速探してみたい。