発達障害系の子供たちの
お相手をすることが時々あります。


ひんやりした研究者目線で見ているので、
そういったお子さんをお持ちの親御さんは
ご気分を悪くされたら申し訳ありません。


彼らとモラ夫さんとの共通項は多いです。
思考構造が同じだなと思います。


もちろん発達系男児=モラ夫さん
という図式は成り立ちません。


モラとは、人の恐怖や不安や責任感を煽って
支配しようとする人のことです。
私の職場にも発達系の男性がいますが、
スキルが高く人当たりもよく、
モラからはかけ離れた優しい方です。


しかし度々出された指示を無視し、
話し出すと止まらず空気が読めない。
常に自分中心に物事を考え、
「イノセントさ」「悪気はない」で
自分自身は極力変えないまま
トラブルを回避しようとする場面が
よく見られます。




キョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ




で、そのような子の集団内での不適切行動
(ぶつ、押す、奪う)
に対して
「あっ、それはダメだよね」と
すかさず注意しますと、
多くの子が同じ事を言います。


「お前大嫌い!あっち行け!
   来ちゃダメ!」


非常に面白い反応です。
なぜかと言いますと

「大嫌いだ」と人に向かって発言すると
相手にダメージを与えられる

考えていることがよく分かるからです。
定型の子もやる時はありますが、
かなり幼い時にしか見ません。


つまりこれがどういうことかと言うと、
自分が言われたら大ショックだから
相手も当然ダメージだろう
という思考です。
感情に自他の境界線がないのです。


だからもし私が彼らを捕まえて
真正面から目を見つめ

「おばちゃんも君のこと
    大っ嫌いだよ?」

と穏やかにしつこく呟けば、
トラウマ化する事は必至でしょう。
(やりませんが


もう一つ興味深かったのは

それを見て慌てたお母さんが
言い含めてくださり、
数分後に「おばちゃん、好き。ごめんなさい」
と謝りに来ました。

「嫌いなままでいいよ爆笑汗
    無理して好きにならなくていいんだって。
    気持ちは〇〇君の自由だからね。
    でもね、お友達押すのは絶対ダメ。
    大嫌いでいいから絶対お友達は押さない。」

と言うと、鳩が豆鉄砲食らったような顔を
していたことです。
脳内で何らかのパラダイムシフトが
起こった模様…。


子供はとにかく頭の中の回路を
素直にダダ漏れさせてくれるので
解析が楽です。言うなれば、いじくるのも簡単。
だから子育ては恐ろしい。
モラ夫さんたちは煙幕張りまくりなので
目に沁みます。




笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き




前置きが長くなりました。


私はこの思考回路を
モラ尾君で散々体験してきていたので
すぐ理解することができました。
つまり


モラ夫さんの攻撃とは
モラ夫さん自身の弱点の
ご開帳です。


モラ夫さんの鼻っ柱を叩き潰したいなら、
モラ夫さんにされたこと、言われたことを
そのままお返しすれば良いと言うことです。


ただ、本当にモラ夫さんの所業を
丸コピーしてしまうと

警察沙汰ガーン

になるケースも多いので、
あくまで「モラ精神」のコピーという事です。
家庭問題に収まる範囲でモラを返します。


まずはモラ夫さんを
徹底的にプロファイルします。


どんな子供時代をどんなキャラで過ごし
クラスではどのようなポジションだったか。
どんなことに劣等感や不安感を抱いていたか。
好きなものは何か、バカにしているものは何か。


あなたがさんざんいじられてきた項目を
あちら側バージョンに変換して
返してあげるのです。


「ここまではやる・やらないの線引き」の
ディティールは、皆さん独自の美学で
お決めになれば良いかと思います。


この試合に勝つには、
あちらの泥仕合フィールドに
降りなければなりません。


なぜなら彼らは
こちらが大人の対応を
してくれるであろうと読み、
タカをくくって
甘えているからです。
自分はやってもいいけれど、
大人はやっちゃダメなんだぞ!と。

ざけんな真顔でございます。

あたし、意識してやる分
アンタより残酷よ?


モラ夫ごときにオトナの対応なぞ
もったいない。オトナの無駄遣いをしない!


普通のちゃんとした方は、
こんなはしたない事絶対に嫌でしょう。
だから、逃げるが勝ちなんです。


キチガイ認定も厭わないくらい
強烈に怒り狂ってた にしおは、
綺麗なオトナの勝ちなんか欲しくなかったので
グッチャグチャでギッタギタの
クソガキとしての勝ちを手に入れましたが…


みんなはなるべく
こっち側に来ちゃダメだゾ!ウインク



笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き





モラハラはとにかく、
ターゲットへの信頼の上に成り立っています。
阿吽の呼吸であり、餅つきであり、
ダチョウ倶楽部の押すなよ!絶対押すなよ!と
同じです。


皆さんも、機会とやる気がありましたら
その信頼を盛大にぶち壊した挙句に
即いつものお母さんモードに戻る、
という緩急によって  モラ夫さんの甘えを
翻弄してみてください。


面白いから。ウインク