最近モラ尾君が陰謀論やらなんやら
政治的なテーマに
ハマってハマって大冒険!
という話を先日からしてますが、
彼はあれを本国の両親にまで布教、
さらには改宗させようと躍起です。
スカイプ使って朝まで大激論‼︎
お義母さんは気の長い方ではないんで
ギャー怒って退席‼︎
お義父さんもモラ尾君に罵倒されて憤慨‼︎
夜中に階下で怒鳴りあってるのが
たまに聞こえてきていました。
私には実害ないんで
グーグー寝てたんですけど、
翌朝 興奮しながら
自分への同意を求めてくるのがウザっ!
目はギラギラ、鼻息荒く歯をむき出したその顔。
私こんなもんを毎日直にくらっとったんか…
と改めて自分に呆れる。
でね、ちょいテコ入れしとかんと
延焼してメンドくさくなるかと思って、
ちまちま会話に修正コードを混ぜてたんです。
_(┐「ε:)__(┐「ε:)__(┐「ε:)__(┐「ε:)_
これはねえ モラ尾君、
君のプレゼン力(りょく)が今、
試されているんだよ。
君がやっているのは北風だ。
ゴーゴー冷たい風を吹き付けても、
旅人は外套を脱ぎはしない。
まずは暖かく照らさなければ。ね?
正直言って、君のプレゼンは未熟の一言だ。
私も営業の端くれなので言わせて貰うが、
あれじゃ誰も商品を買わないどころか
君と陰謀論のブランドイメージは
地に落ちたも同然じゃないか。
落ち着いてよく考えてみたまえ。
これ、わかりますかね。
私、この内容を
そのまま この会話上で実践してますよ。
私はいつもこうやって
プログラミングの手の内を
現場で見せてあげてるのですが、
モラ尾君が気づいているかどうかは不明です。
逆・クラインの壺返し🏺
同じ事を何度か言い含めるうち、
モラ尾君のプレゼンが静かめなもの
(超長文メール送りつけテロ)に
シフトしていきました。
「お義父さんたちはブロッコリー(陰謀論)食べたくなーい‼︎ って言ってるだけだし、モラ尾君はブロッコリー身体にいいから食え食え食え食えーー!って絶叫してるだけなんだよ。確かにブロッコリーには栄養あるけどさ、嫌いな人は嫌いじゃん?それを無理強いはできないよ。子供の好き嫌い変えるのは至難の技だって知ってるでしょ?」
こんな会話をちょいちょい混ぜながら、
荒ぶるモラ尾君を
犬笛でドウドウとなだめておったのです。
( ̄▽ ̄)( ̄▽ ̄)( ̄▽ ̄)( ̄▽ ̄)( ̄▽ ̄)
しかし建屋水蒸気爆発の日はやってきました。
内部で微妙なバランスを保っていた核燃料棒を、
製造元ながら管理のドシロウトである
お義父さんが、遠隔操作で
不用意にいじってしまったのです。
階下に響き渡るモラ尾君の罵声に次ぐ罵声。
こりゃーー数年ぶりの大爆発やで‼︎
スカイプなのに
アメリカからのお義父さんの声も凄い。
ご近所中に響き渡ったため、
慌てて止めに行きました。
モラ尾君もハッと目が覚めたらしく、
部屋に閉じこもりに行きました。
で、お義父さんから私に電話が入ったのです。
モラ尾に…モラ尾に…
もう死ぬまで孫には会わせないと言われた………。
ウッウッウッ.°(ಗдಗ。)°.
そう言ってハラハラと泣くお義父さん。
…こいつぁ 外堀埋めのチャンスやで。
じゅるり
にしお、そう思いました。
私が何年も遭ってきたあの状況を
製造元にプレゼンするのに
これほど完璧なタイミングはない‼︎
鉄は熱いうちに打て ‼︎‼︎
改めて、モラ尾君が
どのような精神状態であんな事を言うかという
解説と実例、心構えと対処法。
ズバリのタイミングで説明できたのです。
お義父さんは素晴らしい生徒でした。
俊速で状況を飲み込み、対処しました。
_(┐「ε:)__(┐「ε:)__(┐「ε:)__(┐「ε:)_
翌日。
モラ尾君は
朗らかにお義父さんと会話していました。
画面上のお義父さんも、
朗らかに はははは と笑っていました。
お義父さんはのちに、
本当に助かったよ、ありがとう!
と私にメッセージをくれました。
いつから私は、モラ尾君の取扱説明書に
なってしまったのでしょうか。
もはやモラ尾君のエキスパートと自称しても
良いのではないでしょうか。
モラ尾メンテナンスのプロ、
そんな不穏な称号が眼前をチラつきました。
また一つ、履歴書に書けない肩書きが
増えた気がしました。