以前、深雪さんとのやり取りから
Joeさんブログのコメント欄で
展開した仮説を纏めました。
ふと さんのコメントへのお返事に
なるかもしれません。



○同様の抑圧環境下で育った子供が、

男はモラ加害者
女はモラ被害者

の役割へと分化する傾向が
あるのではないか。


器質的な違いは、
明らかに出生時からあります。


○脳梁サイズは女性平均が男性平均より上。
○前頭葉シナプスは、
男性は胎内である時期に
男性ホルモンシャワーを浴びる事よって
事前に大幅に刈り込まれる為
前頭葉が司る 感情を読み取る力や
言語理解力、リスク計算等の能力が
先天的に下げられて産まれてくる。


以上の点をふまえ、

乳幼児期に親から支配的な、
またはネグレクト状態で
プログラムを書き込まれる。

という同条件下で
男女の発達を見た場合の仮説。


○男児は上記の様に
脳の情動処理能力が元々低く下げられて
産まれてくる為、
親の感情が比較的上手く読めず
不安と抑圧の混乱状態のまま
脳の連携発達にダメージを受ける。
自己の発達不全。

○女児は、混乱状態ながらも
前頭葉と脳梁の基礎体力で
母親の要求や感情を比較的理解し
それを具体的に満足させる方向で
プログラミングが進む。
不安と恐怖の刻印は同量でも、
基礎体力の高さがアダとなり
被害者脳として完成する。
同様に自己の発達不全。


いずれも、生存不安や恐怖のみが
扁桃体に刻み込まれ、
具体的に起こったエピソードは
記憶または理解できていない。



ここに、その後の成長期に
子供がどちらの親をロールモデルとするか、
文化的ジェンダー圧力や
性ホルモン分泌による
性格への味付けが加わって
完成されていくのではないか。


一般的に、心理的な抑圧は

男性は外に向かい(暴力)
女性は内に向かう(自傷)

ことは良く知られており、
これには性ホルモンの影響も
強いと言われています。

特に、何かに対して怒りを持ったり
ストレスを受けたりした場合

男性は他者に理由を投影
他者を攻撃
(感情処理能力の低さにより
    マイナス感情の外注化・幼児期の継続)

女性は自分自身に理由を投影
自分自身を攻撃
(マイナス感情処理能力の高さにより
    社会関係性を調整する方を選び
    攻撃性が内に向かう)



同じ自己の発達不全が、
脳器質の違いにより
全く逆のベクトルを形成する。



例の東大女性装教授も男性の被害者ですが、
彼の性別は男性身体ながらも
女性的な性格・気質であることは
一考に値するような気がしています。


また、日本社会には毎年大量の
成人男性自殺者が出ます。

元来女性的思考な日本文化。
それをインストールされた男性の一群のうち、
比較的高い感情処理能力を持った男性個体が
男性原理組織内のマイナス感情処理役に
限界を迎え、自己を攻撃するに
至るのではないかと思われます。


ここで言う女性的・男性的の言葉は、
肉体的女性、肉体的男性グループに
比較的よく見られる性質の平均値を
仮にそう表しているだけなので

肉体的性別=性質という事ではありません。

きちんと

○感情処理能力が低い個体(いわゆる男性的)
○感情処理能力が高い個体(いわゆる女性的)

と分けて言うべきかもしれません。


とにかく変則的な要因が多いので、
実際はこんなに単純じゃないとは思います。


また、ふと さんの仰るように

事実、モラ夫は過去被害者であったが
だからと言ってその心象に斟酌を
加えたくなるものでもない。

ということも、また現実であろうと
思われます。

知らんがな、です。