日本の大手メーカーはもはや日本のメーカーではなくなってしまったように感じる。
家電製品はほぼ全て海外で生産しており、最近は日産やホンダが海外で部品調達を始める事を明言している。
トヨタに関してはまだ海外生産の話は無いものの、部品の価格3割削減を明言した。もはやこれはただの下請けイジメに近い。私から言わせれば海外で生産しろと言ってる様に感じる。
日本という国は何がある国だろうか?資源は0に近く、食料に関しては自分の国の国民が食べる分すら補えない。この国は資源を輸入し、製品として輸出することによって成り立っているのではないだろうか?
ということは大手が海外で部品を作る事は日本を駄目にする行為に等しい。しかし、大手メーカーは挙って海外へ視線を向けている。パナソニックが松下から名前を変えた事からも、グローバル化していることは間違いないだろう。しかし、国内の需要が伸びない以上、グレートカンパニーが生き残るためにはやはり海外に出るしかないのかもしれない。。。
では我々中小企業はどこに活路を開けばよいのだろうか。大手メーカーから量産の離しはほぼ無いに等しい、仮にあっても単価が合わない、もしくは設備費を出して貰えない、さらにはいつまで続くか解らないときた。
弊社には様々な注文が入ってくる、その殆どが「設備に使う部品」と、「試作」である。しかし、設備に関してはほぼ全てが中国、台湾、韓国に売られる製品だ。日本で作った最新鋭の設備は海外に輸出される。その設備によって作られる製品が日本を抜く日はそう遠く無いだろう。そうなれば設備自体が日本が最新鋭の物を造り続ける事すら危ういかもしれない。
試作に関してはどうだろう?試作が無くなることはないと思われる。試作が無くなる時は大手メーカーが無くなる時と言っても過言ではないと思う。が、製品も設備も海外に抜かれるとしたら、この試作すらもジリ貧になるのではないだろうか・・・
弊社は先日の会議でタイへ進出する事を決めた。弊社社長が下見した感じだと「タイでは不況のふの字もみあたらない」ということだ。そこら中に仕事が溢れている。「この仕事機械ごともって行ってくれ」という会社まであったそうだ。
我々中小企業が生き残る道、それは、日本で試作を続け最新、最先端技術を追い続け、海外で仕事をとる。まずはこれだろう。
そして第2段階は・・・・・・・つぎの機会に書く事にしようw
ザールのちょっと硬いブログでした。