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しわくちゃの制服

震災から50日
怒涛のような日々を過ごしてきましたが
昨日でそれも一区切り

今日からは何の肩書きも所属も無いただの人になりました
主婦でも母でも妻でも会社員でも
なーんでもないただの人

社会人になってから何度も結婚や出産の度に勤めたり退職したりを繰り返してきましたが
勤め先の閉鎖による解雇は初めての経験です


震災後はずっと片付け等の裏仕事ばかりでしたが
最後の週はいろんな意味も込めて制服を着て仕事に臨みました

自分たちがこれまでずっと手を掛けてきた品々が
汚れたり壊れたりしてダメになって捨てられていく姿や
逆に全く無傷の新商品まで原価割れで叩き売られていく姿は
本当に辛くて悲しかった
1000円のペンを200円で出していても「100円にならないの?」などと言われ
あまりにも無念で落ち込んだ
1000円で買ったものは1000円の敬意を持って使われるでしょうに
10分の1の価値で扱われる商品たちが哀れで心が痛みます
震災が無ければ普通に売られ、普通に買っていかれた物たちが
閉店セールというだけの理由でゴミのようにワゴンに投げ置かれ
それを乱暴に品定めされた上に値切られて暴言を吐かれ
それでも売りつくさなければならなかった
大事にしてきた仕事を踏みにじられることはお店が無くなること以上に悲しくて寂しいことでした


あぁ グチがでてしまいましたね
アクや毒や疲労や失望にまみれた数週間でした



だけど
それも昨日でおしまい

この会社で得られたたくさんのプラスのことを糧に
これから新しい日々に向かわねば

私たちは 何もかもを失ったわけではないのだから



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