気ままな医師のブログ

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産婦人科の院長の飲酒について


一般の人と医療関係の人だと意見が全然違ったりするんだろね


特に医者に取っては擁護する人もまずまずいると思う。


今回の件に関しては整理すると、手術ということは時間外の緊急帝王切開だったというのはまず確か?

それとも手術と書いてあるけど、本来は小児科医の当番だったとしたら、分娩の立ち合いだった?

新生児蘇生に立ち会っただけなら、頭の中の出血は関係ないような気がするし、仮死で搬送なのか?


そしてその日の当番で合ったのも確か


飲酒していたのも確か


頭に内出血があって、一時的に生命の危機があって搬送されたのは確か


何らかの出血があって新生児仮死があり、どこかのNICUに搬送されたのだろう。


そして院長は飲酒していたことをあまり悪く思ってなさそうな感じで言っていたよう


うーん


。。。



きっとこれは良くないことなのだけど


同じ医者として素直に思ってしまうのは


一般の人にはきっと理解できないと思うのだけど


飲酒後に手術したり、診療することって実は多くはないけど、たまにあることだと思う。


お酒飲んで診療するのはいけないと分かっているけど、そういうことになるのはありうるって思う。


何年も医者やっているとそういう場面を見かけることが何度かある


自分はお酒飲んで診療をしたことはないけど、それは科による性質なんだと思う。


外科系や医者が少ない病院なんてそういうことが起こりうると思う。


今回の産婦人科医院の当番は分からないけど、呼ばれるか分からないけど、小さな病院なんか実質365日当番なんていう科もある


地域の病院なんて、そういうことがよくあると思う。


仮にある程度大きな病院でも重症の人が来れば当番ではなくても呼ばれることは普通にある


実際今回の産婦人科の話を聞くと頭に何かあって緊急カイザーになって、生まれて具合悪くなってNICUに搬送されたのかもって思うのもあって

ちなみに当番が小児科医だった、緊急カイザーになったら当番じゃなくても院長は呼ばれるのかもしれないけど。緊急カイザーなんて予想できないし。

飲酒が原因とは言えないかもって思うのもある。

飲酒して手術は良くないのは確かだけど!


そんなこともあるって分かってるから、医者は一概に否定できないって人たちはいると思う。


こういうとこがあったから、今後この産院では少なくともしばらく出産はできなくなりそうだね


その間妊婦さんたちはどこに行くのかな


近くにあるといいんだけど、そして近くにあっても全員は無理だろうね


一部の人は遠くの病院に行かないと行けなくなるのじゃないかなって思う。

大丈夫かなって思う。妊婦検診が遠くなってしまったり、環境の変化で切迫早産とかにならないといいけど。


今後産婦人科医院の取り巻く環境は大きく変わりそう。

当番の日でもお酒のむ産婦人科の先生は結構いるけどそれも変わるんだね。


そして開業なんてしたら、ほぼ毎日当番だからお酒飲めなくなるのかな


今回のことで産婦人科の志望や開業が減ってしまうのかな


少子化だけど、産婦人科医が減るってことは安心してお産できなくなることもあるけど


高齢出産が増える世の中で、お産のリスクは上がってるのは確かだし


勿論、飲酒して手術しないって方がいいのは間違いない!

自分の子供だったら飲酒なんてしないで欲しいって思うけど!


飲酒したら働けないってなればいいんだけど、いろんな科があって余ってる科なんてないから、変わりがいないんだよね医者は


自分が酒飲んでるからと言って変わり待ってる余裕は患者さんにはないし


今回は問題になったからこんなとこになったけど、医療現場ではそれなりにあるいうのが現実。


特に医者の少ない地域医療はこんなことが起こりやすい


ある程度病院みたいに人がいれば、当番がしっかりして、当番の日は飲まないなんてことができるけど


より地方の医療は人がいなくなりそう。


地域の医療が心配になる




いろいろ思うことあって、感情のままに書いてしまいました。


飲酒しない診療がいいのは間違いないです。