刃牙VS勇次郎 その前に | マンガ「刃牙」シリーズをスマホで無料で立ち読み、アプリでダウンロードしよう!

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ピクル編の後に始まる章で、ついに「刃牙」シリーズ通してのメインテーマである、

「父 勇次郎VS息子 刃牙」の戦いに入ります。

 

いやあ、長かったですね。作中で刃牙も度々言及しているように、

今まで様々な相手と戦い、1日も休むことなくトレーニングを続けてきたのは、

 

偏に父 範馬勇次郎を倒す為だった訳です。

 

いよいよ、自他共に認める実力となった刃牙は、

身近な人を通して戦う意思を伝え、勇次郎も了承します。

 

あくまでも、「親子喧嘩」という体裁にこだわる範馬親子ですが、

この設定は後々の展開に効いてきます。

 

本作品には珍しいことなんですけど、

実際に戦いに向けて動き出す前に、

 

刃牙の心情をかなり詳しく描写している回が続きます。

  

主に、朱沢家に仕える栗谷川氏との会話で綴られるんですが、

 

いったい何故父と戦おうとしているのか、

憎悪?憧れ?母への愛?殺された母の心情は?愛ってなに?

 

とても複雑な心境、

それも自分の中で、明らかに消化しきれていない状態のまま。

 

素直に吐露するくだりがあって、

実はこのシーンがとても好きなんですね。

 

今までの登場人物の心理描写で一番だと思います。

 

 

ちょっとスケールは違いますが、

私には2才違いの兄がいます。

 

兄はとても喧嘩が強くて、小中学校では同学年に敵がいない為、

基本的に上級生と喧嘩ばかりしていました。

 

それでも負けた話は聞いたことがなかったです。

 

それに引き換え私といえば、

すぐに腹を壊したり、ちょっとしたことで鼻血を出したりする、

 

かなりひ弱な子供でした。

 

兄に関していえば、普通にグレていましたので、

家庭で暴れることもあり、

 

一時期、チャンスがあれば殺してやろうとさえ思っていました。

ホント大嫌いだったんですよ。

 

でも憎しみと同時に、その強さに対する憧れや、弟として誇らしさを

感じていたのも事実です。

 

「あの野郎、いつか殺してやる」とか言いながら、

自分の中のそういった感情に気づいた時は、やっぱり複雑でしたよ。

 

まあ私の場合、憎しみと憧れのどちらも一過性のものだったので、

いまでは、普通の兄弟ですけどね。

 

あ、そうそう。

そんなひ弱な私でしたが、兄弟喧嘩で鍛えられたおかげで、

学校ではいじめられることも無く、過ごすことが出来ました。

 

そこは感謝しています。