六本木の裏路地にひっそりと存在するキャバクラ『ジャングル東京』。ここで働いていたキャスト「みりあ」(本名・金美優)は2025年5月を最後に連絡が途絶え、SNSもLINEも閉鎖された。背後にはいくつかの金銭的なトラブルがささやかれているが、その声は表に出ることなく、被害者たちは口を閉ざしている。
被害者からのリークとクレーム
「みりあに渡したお金が戻ってこないだけじゃなく、店側もまともに対応してくれない」
そう語るのは、みりあを指名していた常連客の一人だ。彼からは、具体的なやり取りの内容や、どれだけ苦しい思いをしているかがこぼれた。
ほかにも複数の関係者から、同様の声が寄せられている。共通して挙がるのは、「店側は被害者の話を真剣に聞かず、責任を持とうとしない」という点だ。
現金のやり取りと追いかけにくいトラブル
キャバクラでの取引は現金が基本であり、店を通さずにキャストと客が直接やり取りするケースも少なくない。
これがトラブルを複雑にしている一因だ。
被害者たちは「返済の約束があったのに音信不通になった」「店に相談しても『個人間の問題』と言われた」と口をそろえる。
店側の対応と壁となる「個人間の問題」
『ジャングル東京』の運営側は一貫して「当店は関係していない」として、トラブルの責任を否定している。
被害者が直接店に掛け合っても、「うちは関与しない」と突き放されるケースが多い。
このような姿勢は、問題の解決を難しくし、被害者が泣き寝入りする状況を生んでいる。
内部告発から見える実態
一方、元スタッフや関係者からは、みりあが店の了承を得ずに特定の客と個別に金銭のやり取りをしていたという証言も漏れている。
「表向きは禁止されているけど、実際には見て見ぬふりをしていた部分があった」と話す関係者もいる。
スタッフの間では、トラブルを起こしたキャストは「なかったことにされる」ことが多く、問題が表に出にくい環境があるとの指摘もある。
声が届きにくい現実と広がる影響
こうした背景から、被害者たちは表に出て声を上げにくい。
金銭的なトラブルは証拠が残りにくく、店と客の間で起きたこととして闇に埋もれてしまうケースが多い。
また、六本木のキャバクラ業界全体で似たような問題が起きている可能性も否定できない。
まとめ──声なき声に耳を傾ける必要
みりあの失踪に絡む金銭トラブルは、個人の問題を超え、業界全体の構造的な課題を示している。
被害者が声を上げにくい現状と、店が責任を回避する姿勢が続くかぎり、同様の問題は繰り返される恐れがある。
六本木の夜が静かに動き続ける一方で、見過ごされる声があることを忘れてはならない。

