8/29に福島県小野町のテンコートレーニングセンターへ愛馬クレッシェンドラヴとブライトメモリーの見学に行ってまいりました。
ご対応頂いたスタッフの皆さんはとても丁寧で、こちらからの質問にもたくさんお答えいただけました。
感謝申し上げます。
それでは、写真とともにレポートしていきたいと思います。
(伊藤マネージャーと担当の方と御二方に話を聞きましたが編集によりまとめております)
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■テンコートレーニングセンターについて
坂路コースは本州でもなかなかない規模を誇るとのことでした(肉眼でスタート地点が見えないくらい遠い)
ただ、震災の煽りを受けて、現在はノルマンディーに馬房の半分を貸し出し、設備の共有をしているそうです。(ノルマンディーファームが小野町にあるのは知ってましたがテンコーさんの設備を借り受けているのは知らなかったです。勉強不足でした)
Q.今年は酷暑でしたがなにか特別な対策をしましたか?
A.確かに今年の日差しはキツかったですがキツい日数は少なく、日陰に入ると一気に体感温度は下がり、風通しもよく湿度が低かったので特別な対策(ミストなど)がなくても特に問題はなかったです。
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■林徹調教師について
Q.林先生とはどのくらいのお付き合いになりますか?
A.ブライトメモリーで預託の依頼があった時が初めてになります(ちなみに広尾TCともここからのお付き合いだそうです)
Q.林先生にどのような印象をお持ちですか?
A.とても誠実な方ですが、その一方でやりとりをしているなかで思い切ったことをする部分もあるので勝負師のような部分もあると感じました。
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■ブライトメモリーについて

ブライトの写真話に夢中で全然撮らなかった…
思ったより休みきった身体でなくて驚きました。
コンディションは関東転厩以来1番の状態にあるそうです。
Q.現在の状態について
A.前走後お釣りがある状態で戻ってきたので、回復までは早く1度500kgまで増やしてふっくらした状態を作れています。飼葉食いも問題は無く、乗り出してからも身体が減っていないので順調です。
Q.春から面倒を見ておられますが、その頃からの印象などについて教えてください
A.(浦和戦後に)こちらに来た時は本当に見てられないくらいのどん底のひどい状態で、内臓の動きも精神面も悪くそれが見た目にも出るくらいでした。最初は2週間で厩舎に戻せるようにというオーダーでしたが、飼葉も食べてくれないので立て直しに時間がかかるということで1ヶ月ゆっくりやらせてもらいました。なんとかやっと上向きかけたところで乗り出してトレセンに送り出しましたが、今に較べても半分以下の状態でなんとかやっとという感じでした。前走後欲を出して使わずに余裕がある状態で戻してくれたので今回に関しては苦労することなくいい状態を作れました。
Q.競走の適性としては前走のようなゆったりペースが向いてそうな感じですか?
A.気持ちひとつな部分があるので一概にそうとはいえなさそうです。中央ダートでも入着がありますし、まだこれと決め付ける程ではないかもしれません。ワンターンのコースよりは息が入る中山のような小回りが向いてそうな気がします。
Q.次走に向けての感触や将来性はいかがですか?
A.間違いなく回復途上の前走よりはいい状態ですので、パフォーマンスは上がってくると思います。前走がフロックだと思われるようなら1発やってもおかしくないですよ。身体つきだけ見たら来た時から「なんで地方に出るほどなのか」と思いましたし、トモにもうちょっと力が付いてくればもっとやれると思います。いまが本当にいい状態なので、もしかしたら本当は夏女なのかもしれません。
Q.馬運車が苦手ということについて
A.手帳にメモしてあるくらいの特記事項ではありますが、馬運車が苦手と言うよりは狭いところが苦手のようです。厩舎に入る時にも嫌がる素振りを見せることがあります。ただ、トレッドミルやウォーキングマシンなどの閉所での運動はしっかりこなしてくれています。ネオユニヴァースの牝馬ということで気性に問題があるのかと先入観で思いましたが、普段がおっとりしているのでそういう訳ではなさそうです。
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■クレッシェンドラヴについて
函館戦から間もないので身体はいつでも競走に行けそうな雰囲気がありました。
Q.現在の状態について
A.変動がないタイプのようですので、身体は問題ないですね。金曜日に早いところをやってもしかしたら週末には予定を早めて美浦に戻るかもしれないです。夏負けをしてる様子も見られないですし、いいリフレッシュになっているのではないでしょうか。
Q.今回初めて預託されることになりましたが、印象などを教えてください
A.最初に入ってきたときに管理用のPCが壊れていて血統が分からなかったのですが、普段は扱いやすくてステイゴールドの子供だとは気づかなかったです。ただ、馬場に入った時に跳ねまくったりそういうところではステイらしさを見せています。
Q.気性難というほどでないということですか?
A.普段接する分には扱いやすいので特別な対応をするほどではないです。人が乗ったらスイッチ入ってしまうようですが。
Q.前走の惨敗はやはりステイの血によるところもあるのでしょうか?
A.こちらにいても飽きっぽいところを見せることがあるので、そうかもしれないですね。ステイの難しい部分が出たように見えます。(実際会話してるうちにその場に立ってることに飽き始めてヨダレ流して飼葉の催促を始めていました笑)
逆に言うとオンとオフの切り替えも自分で出来るともいえるので、環境によってその切り替えを促してレースを迎えられるようにすると良いのではないでしょうか。
Q.乗った印象などから将来性はどのように感じていますか?
A.私は乗り役ではないので乗った感触まではわかりませんが、キャンターから違うものを持ってるのは見ててわかります。身体付きから受け取る印象よりは飛びがキレイで軽い走りをしますが、その分パワー不足を感じます。その点が「鍛えるように」というオーダーになったのではないでしょうか。大雑把そうでいて繊細な走りですよね(笑)まだまだ成長の余地があると思います。
走りが軽いので芝馬なのは間違いないと思います。また、その現状では馬場は渋るよりはパンパンの馬場のほうが向いていそうです。ただ、将来パワーがついたら克服可能だと思います。
スタミナもつけて欲しいということでしたので、ほかの馬よりもトレッドミルの負荷をかけてみてるのですが、それでもケロッとしていて「ウソだろ、これ以上やったら壊れるぞ!?」くらいでもまだやり足りなさそうな顔をするので心臓はつよいしスタミナに関しては無尽蔵といえるレベルかもしれません。ステイヤーズステークスでも全然足りると思います。
数も使ってないし故障するタイプにも見えないので、使っていけばこれからまだまだ良くなると思いますし、長く楽しめる馬だと思います。底は見せていないんじゃないですか?
Q.パワー不足が加速の遅さに繋がってたりしますか?
A.そうですね。GOサインを出した時に踏ん張りが効かずに加速が遅くなるのではないでしょうか。ですので、現状は瞬発力が足りず、いままでのような先行粘りこみというスタイルが1番勝ちパターンに近いと思います。
Q.次走に向けての意気込みなどはありますか?
A.オジュウチョウサンを倒して悪役になる準備は出来ています。「平場はそんなに甘くねーぞ」ってところを見せられればいいなと思いますし、現級実績からそれだけの力はあると思いますよ。いつも通りの好位差しでいけば勝ち負けできるはずです。
次また戻ってきたきたら今回との比較も出来ますし、より管理しやすくなるはずです。ぜひまた預けていただきたいです。
■おまけ
Q.ステイゴールド産駒の気性について
A.扱う人間がどうしても「ステイか」ってことでどうしても構えてしまうくらいステイ産駒は特別に意識します。
扱う時は馬の気持ちと相談しながら気性が大人にならない若いうちはビシッと詰めてやるようなことはしないようにしています。ストレス与えるとそこで終わってしまうこともあるので。
同じステイゴールドでいうと、ゴールドシップの兄弟を扱ったことがありますが、とにかく厩に近づくのも恐ろしいくらいの気性でした。北海道からの移動のワンクッションで立ち寄っただけでしたが、迎えにきた厩務員が「シップより大人しい」といってて「ウソでしょ」と思いました(笑)
なので、クレッシェンドラヴは本当に扱いやすくて助かります(笑)
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以上、40分くらい長々とお話させて頂いた内容をまとめさせて頂きました。
テンコートレーニングセンターの皆さん本当にありがとうございます!
ぜひまた今度見学に行きたいと思いますので、林先生も広尾さんもまた預託してくださいね(笑)