24時間ずーっと
拘束されてる点滴から
唯一解放されるのが
シャワーを浴びるトキ

そのシャワータイムを利用して
外来の人もたくさん通る
玄関前の喫煙所で
至福の一服
が日課
今日もシャワーのあと
髪を乾かす時間も惜しんで
タバコを吸いに行ったら
駐車場に《〇〇家具》
と書かれた一台のトラックが
入ってきた

いかついお兄さんが
二人下りてきてビックリ

普段アタシを妹みたいに
可愛がってくれてる先輩だった

家具配送の仕事をしてる
先輩達が配達の合間に
お見舞に来てくれたらしい

大きな花束とケーキを
持って来てくれたんだケド
甘いモノを一切食べない
先輩がアタシの好みも
スイーツの善し悪しも
サッパリわからない状態で
必死でそれらしいモノを
選んでくれたんだろうな、とか
あの二人のなりで
花束抱えてくるのは
恥ずかっただろうな、とか
ココに辿り着くまでのコトを
色々想像してみたら
なんかチョ━━━嬉しかった

まだ配達が残ってるからって
長居しないで帰っちゃったケド
帰り際アタシがダイスキな
いつもの『頑張れ』を
言ってくれて・・・
“いいこいいこ”まで
いただきましたぁ

もしダンナとも団長とも
知り合ってなかったら
アタシきっと先輩のコト
好きになってたんだろうな
