早いもので11月、冬の足音が聞こえ始めた蔵王温泉でございます。


タイトルの通りお釜に通じる蔵王エコーライン、蔵王ハイラインは冬季通行止めとなりました。山形・宮城の通り抜けができなくなりましたのでご注意ください。


期間:2015年11月4日~2016年4月下旬

区間:蔵王坊平高原(ライザワールド)~みやぎ蔵王すみかわスキー場



なお、蔵王大露天風呂の営業もまもなく終了となりますので、ご了承ください。

(11月下旬から4月中旬まで閉鎖)



さて、お釜の通行止めに乗じ、人けのないお釜に徒歩で行ってまいりました。

10月26日に初冠雪が記録され、うっすらと積雪しているであろうお釜を楽しみに行ったのでした。


蔵王ロープウェイを山麓線、山頂線と乗り継ぐこと約20分で山頂駅へ。

日没との戦い始まる14時半到着。そこからお釜まで休憩なしの早足で写真を撮りながら登ります。



地蔵山を直登せずう回路でショートカット。

熊野岳とのコルにあたるワサ小屋跡と姥神さまへ。

(中央ロープウェイ乗り場から続く祓川登山道との合流地点にもなります)



姥神さま




祓川登山道より熊野岳を望む


熊野岳も直登せず左端のう回路でお釜を目指します。


熊野岳中腹から地蔵山を望む



やっと雪が!と言っても雪なんてほぼなしでした。。。

ただ、木道の一部は霜が張っており滑る箇所も。



そうこうしながら登ると熊野岳の稜線へ出ます。

熊野避難小屋の先にお釜の外輪にあたる部分が見えます。






稜線を下ると、そこにお釜が!!

西日のおかげで日陰になり残念なことに(苦笑)

何度も来ていますが、西日になるとお釜に陰がかかることを初めて知りました。

時間も時間のため、周りには誰もいなく雄大なお釜を独り占めです。

ただ、ロープウェイの最終時間も気になるところなので、そそくさと退散。



馬の背から熊野岳の稜線を望みます。

2枚目は戻る時に見た熊野避難小屋





熊野岳山頂まで戻ると、綺麗な夕日と雲海が。

カメラの腕がもっとあれば、もっと美しくお届けできたはず(涙)

 



同じ位置より地蔵山を望みます。

後方には朝日連峰がうっすらと見えています。



山頂で休もうと思うもすでに16時。

ロープウェイの時間が不安だったので、カメラをリュックに仕舞い込みジョギングで下山するのでした。



登山されるお客様へ

11月中旬頃まではある程度の秋山の装備で登山できるかと思います。

(アイゼン等は不要。防寒対策はしっかり)

※ある程度とは登山をする格好です。スニーカー、パンプス、コートなどの普段着では厳しいです。




お釜に影があるのは残念でしたが、また登る理由ができましたので、厳冬期前にもう一度写真を撮りに行きたいと思いました。




ついに当館からも山々が赤や黄に燃える様子が確認できるようになりました。


朝日を浴びた鳥兜山が非常に美しいです。


右が鳥兜山、左手奥が竜山ゲレンデ




鳥兜山アップ



パラダイスゲレンデ下部は落葉がすすんでおり、

冬支度へとはいっていました。初冠雪まで数週間をきりました。




話はかわり、お取引をしている会社の担当者様から秋の味覚、

山形産「松茸」を頂きました。

山で採ってきた、と場所はさすがに教えてもらえませんでしたが。。。

その日のお泊りのお客様皆さまに松茸茶碗蒸しをご提供。

食堂に松茸のいい香りが広がる夕食となりました。





最後に。

澄み切った夜空が綺麗でしたので、写真を撮ってきました。

三宝荒神と左上の星の集まりはすばる。



ただのリフト降り場も星のおかげでなんとなく素敵です。







素敵な風景とおいしい秋の味覚をご案内していきたいなと思う、この頃でした。


だいぶ下まで降りてきています。


蔵王ロープウェイ山頂線でお地蔵さんまで。

ユートピアリフト付近は見頃です。




ザンゲ坂と三宝荒神



地蔵山から見える三宝荒神の紅葉は終わっていたのでザンゲ坂を下ります


パラダイスゲレンデ上部から鳥兜山(中央ロープウェイ山頂)と奥は竜山



パラダイスゲレンデも色づいております



パラダイスゲレンデを下ると三宝荒神

登山困難な絶壁の山容が非常に美しいです



片貝沼から再度三宝荒神




片貝沼、目玉沼、うつぼ沼と散策ルートを越えて、

中央第二リフト上部から




中央第一リフト上部脇より、中央ゲレンデと奥羽山脈





中央ゲレンデまで紅葉は降りてきています。

温泉街から山々が色づくのを見られるのもあと少し。



最後に当館がある高湯通りをひた登るとある酢川神社の階段。















1週間から10日ほど早い!!とのことです。


昨日17日の南蔵王側(宮城県)の様子です。

(山形側は悪天候のため写真を撮ることができませんでした)


刈田岳駐車場下部にある登山道より進みます。

今回は行きませんでしたが、数か所のピークを越えると南蔵王の端にある不忘山に行くことができます。



一つ目の小ピーク、前山(1684m)

すでに色づいてます。





前山頂上付近より刈田岳を望む




ななかまどもご覧のとおり




前山の次は杉ヶ峰(1744m)




杉ヶ峰の途中から前山と奥は刈田岳



杉ヶ峰頂上手前




杉ヶ峰頂上より刈田岳を望む



杉ヶ峰を越えると蔵王随一の湿原芝草平が右手に僅かに見えます



その奥には屏風岳(1825m)、最後に不忘山(1705m)と続いております。


偶然いらっしゃった宮城県の登山道を管理する方に話を聞くと5割くらいの紅葉だそうです。


標高もさほど変わらない山形側の北蔵王(刈田岳、熊野岳、地蔵山、三宝荒神)もおおよそ同じ色付きとなっております。



シルバーウィーク後半から月末にかけて、蔵王連峰上部が紅く染まります。


シルバーウィーク明けにご旅行を計画されているお客様、ぜひ蔵王にお越し下さいませ。


先週13日は、蔵王温泉にて第二回スカイトレイルと呼ばれるトレイルランニングの大会がございました。

昨年に引き続きプロデューサーにはトレラン界の第一人者松本大氏を迎え、総勢300余名の参加者が蔵王の山々を35kmほど駆け抜けました。



竜山を背に蔵王体育館をスタート



ちょうど当館前の高湯通りもコースに設定されており、カメラを持って待ち構えていますと、ドドドドドっと一瞬で選手達が過ぎ去っていきます。


じゅっきー君も頑張りました(1kmだけ)


大女将と若々女将が揃って応援




コースは竜山をこえど越えというコースを通り、ドッコ沼→パラダイス→ザンゲ坂、ザンゲにでたらロープウェイ中間駅を目指し、祓川コースを使い中央ロープウェイ乗り場まで下り。

蔵王ロープウェイ乗り場にむかい、横倉→百万人→祓川コース→熊野岳とひたすら登ります。

熊野からは、お地蔵さん→ザンゲ坂→パラダイス→ドッコ沼→竜山となります。


このルート約35kmをトップ選手は3時間ちょっとで帰ってきます。


休まず歩いても9時間ではゴール出来ませんので、トップ選手は相当な方々のようでした。



来年以降の開催は決定しておりませんが、興味があるかたはぜひご参加頂ければと思います。