最近すっかりCDを買ってない。

歌詞カードや特典に興味が無く、アルバム内のマイナー曲を聞き込む探求心もあまり無い私は、MP3が出回ってiPODを手にし、後々場所をどうしても取ってしまうCDケースから解放されてきた。

先日部屋の整理をしながら昔買ったCDケースの山から手にした懐かしいCD、『Ace of Base・the Sign 』。中学生の頃は学校帰りに友達と新宿VIRGINに行き、良いCDを見つける先駆者競争を友達としていた。良いCDを見つけて持ってる=エライ、カッコいいみたいな世界だった。このCDは友達が見つけ、授業中オレに聞かせ、その学校帰りに買ったもの。

【Rock／Pops：エ】エース・オブ・ベイスAce Of Base / The Sign(CD) (Aポイント付)

久しぶりに聞いてて、中学生の頃の感覚が少し甦った。授業中の光景や思いとか。
こういう事ってありません？
もう一つ甦って思い出したのが当時の恋心↓

当時好きだった女の子が居た。
可愛く、人気があり、確かありがちなバスケ部のモテ男と付き合ってた子。陸上部でふくらはぎの筋肉が異様に発達して、Championのソックスのロゴが伸びきってたのも憶えてる(その子をチャンプとここでは呼ぼ)。チャンプとちょうど仲良くなり始め、アダ名でオレを呼び始めた頃だったと思う。

たしか廊下で話してた会話。

オレ『昨日、Ace of Base・the Signを買ったよ～』
チャンプ『ほんと～！○○ちゃん(アダ名)貸して～！』
オレ『いいよ。明日持ってくる』

オレはCD買って二日しか聞かずにチャンプに貸してた(´ー｀)
CD買ったのに、授業中に再び友達に借りて聞くオレ。
恋なんてそんなもの。

そしてチャンプがCDをオレに返却する時だった。
学年全体が集合してる場所でなぜか返して来た。
人気のあるチャンプがオレに近寄り注目する周辺の男達。

チャンプ『○○○～これありがと(アダ名とれてしかも呼び捨て)』

悲しかった。。

注目する周りの男達の前でアダ名で呼んでくれ～と心の中で叫んだ。
真剣にこのCDが２人の何かしらの恋の始まりだと根拠の無い自信さえあった。
恋なんてそんなもの。

つらい時あったらこのCDを聞き、
この恋心を思い出し、頑張ることにしたよ(´ー｀)

音楽と恋心