螺旋階段と記憶

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音楽の事など

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"黒装束ノ調ベ(ショートバージョン)"。
初出は1998/1/30 オムニバスCD「Face of Soleil」。
PVは1998/3/20 Matinaオムニバスビデオ「伝説への序章:I」、1998/7/27 Soleilオムニバスビデオ「Face of Soleil」にも収録。
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内容はデモテープのものを、1回めのAメロから失踪する部分あたりからSEを被せてフェードインし、アウトロ部分をバッサリカットしてやはりSEを被せてショートバージョンにしたもの。
なにか水の中…井戸の中を落下していくようなSEをが中々オドロオドロしさを感じさせ、歌詞カードも部分部分を消されており、如何わしさを演出させていました。オムニバスに収録して初聴のリスナーにインパクトを与えるという意味では成功しているような気がします。かくいう筆者もこれがMadeth gray'll初体験。

そしてPVはお決まりの森&廃墟だあ!!


これ、曲も曲ですし、メイクもまだ華々しさがないコープスペイントに近いので海外の人にブラックメタルと勘違いしても無理は無いですね。翡翠の髪がまだ赤なため赤が二人で被っている。そしていくらなんでもプリン過ぎます翡翠!PV撮るなら染め直せよ!静流もさあ!!あ、雪那はこの頃はまだ痩せてますね。…え?歪??hideです
いかにもホームビデオで撮った手作り感満載ですが、それがある意味ブレアウィッチ的なホラー感を演出している…かもしれません。


久しぶりの更新となりましたが、このブログとしてはやはりこの日には更新しないわけにはいかないでしょう…という事で。
グリーヴァ 1st Full Aibum「鬼ト影」。2013/2/13発売。

鬼ト影/グリーヴァ
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ネット界隈や一部の虜の間で話題になっているというグリーヴァの初の正式な音源。パクりだの完全にGAUZEだのと色々と言われていますがその実態は…?


  1. [Schwarz] of Hades (SE)
    いきなり赤ん坊の笑い声が聞こえます…。しかし、流石にROUAGEの"理想郷"やMadeth gray'llの"Zwei"などのアウトロで叫んでいた「あの子」ではありません。
    おどろおどろしい鐘の音からギターがザクザク刻む疾走感のあるSE、ラストのSEとの曲名の対比といいGAUZEのSEを彷彿と…(ry
  2. 孤独人形症候群
    開けるようなイントロから、メタル調で\ヴォーイ!!/と叫ぶサビ(?)。歌詞は短く歌っている部分はほとんどない勢い重視の曲。この流れは…ざわ…。ちなみにこのコーラスではレーベルの先輩、DIAURAのyo-kaが参戦している模様。Psycho&Destory!て。Bメロで落とす展開なんかは割と新しめのビジュアル系な感じでしょうか。
  3. true grief
    構成、イントロのリズムギター、サビのキャッチーさ、どれをとっても"ゆらめき"だあ!2回めのサビでピアノをバッグにアカペラになるところ、最後にランラン言うところ、単曲だけで考えるならこれが一番アウトではいでしょうか。わからない、アルバムの構成に流されてるだけかもしれない…。「あの丘」さえ出てこないけど「あの」と「この」の指示語だけで18回も繰り返してる!テンプレか!ギターソロはイマイチかな…。
  4. 解離性同一性障害
    禍々しいギターのアルペジオからタイトルコール、ツッタンツッタンからのツタツタへの展開。ベタだけどこういう曲、好きです。リズムのハネ具合とBメロは"raison detre"っぽいといえなくもない。歌詞的にはDeshabillzの"方は誰?目的は何?"~"多重人格分裂症候群"の流れをくんで…ないとも言い切れないかもしれない。なんかどの曲とは言えないけど、全体的に一期Syndromeを彷彿とさせる。
  5. 鬼経-kikei-
    "mazohyst of decadence"にはまだ早いぞ。
    コテ系のアルバムには1曲はあるどろっとしたミディアムナンバー。これまたおなじみの\サーイ!!/が入ってます。この曲調でサビを叫び散らす(女声的なコーラスが入るのがまた)のはやはり伝統のスタイルか…。さすがに曲の長さは5分弱で収まっていますが。
  6. 蜥-tokage-
    リズミカルなリフにシャウトが混じって思わず踊りたくなるような曲。最近のバンドだとイントロは拳ですかねえ。\栽培野菜/こそ無いものの、インサイドヒューマンボイスって言いたくなるAメロ。サビは"Cage"とか"虜"を感じさせる…。展開とシャウトは"脈"っぽい気もする、なんかおいしいどころ取りな曲。
  7. 拝啓、愛しのアイドル様へ
    タイトルと歌詞だけ見ると蜉蝣って感じだけど…中身は"FILTH"だあ!イントロのラジオエディットからのタツツタツタツのこのリズム!とはいえ、筆者自身FILTHくらいになると本家をろくに聞いてないのでシャウトの仕方とかジャリっぽさが本家よりカッコイイとすら…(ゲフンゲフン
    そして歌詞に「メス豚」…ここにも伊知地の影が!そして3月24日だけ聞き取れた時にビクンとしました。
  8. 中絶
    心臓の音に乗せた語りからのこのダラッダーンっていうリフ…逆ダイツタツタAメロ…こいつぁまさかのLa:Sadie'sの"切断"だあ!Bメロなんか完全に「まっわっる~まっわっる~」て言える部分があるし!「マリアへ」とか言える部分あるし!この曲だけ言ったらRu:naticボーカル変わったんだね~とか言われてもわかんない!素晴らしい!
  9. 侵喰-shinsyoku-
    跳ねたリズムでデジタルビート。ベースのスラップがなかなか。あまり起伏はないけどなんだかんだサビはメロディアスになるのがいい仕事してると思います。いい意味でのアルバム捨て曲。
  10. 夕刻絶交センチメンタル
    イントロ、Aメロまで完全に"MASK"かと勘違いすることウケアイ。Bメロの語り&シャウトしまくる部分がどっかで聞いたことあるけどすごくカッコイイ。サビはあまり盛り上がらいところはまあよくあるよネ!
  11. 刑法第39条第1項「心神喪失者ノ行為ハ之ヲ罰セス」
    曲順的には"残"に当たるし、歌詞にもDie&Psychoとかあるし、最後に「ヴァイヤイヤイヤイ」といっているけど(さすがにデストラップはない)、ノリ的にはどちらかと言うとかなり後のバンドの煽り曲といった感じ。ギターの音作りも重く、Aメロのジャンピング的なノリ、逆ダイのタイミングも90年代と言うよりはネオ世代よりではないでしょうか。親愛なるデスマスク~腐乱ユエニ~残~(廃人狂イ人形)~神歌と続く煽り系譜に続くかというと…。これがデモテープの「退廃的狂葬」だったらまだ、とは思いますが。
  12. 悲しみは巡りゆく季節と眠る哀
    アルバムの最後にクリーンなバラード!10年、いやせめて5年早い!!
    盛り上がりの演出といい、立場的には完全に"アクロの丘"、歌詞的にはI'll寄りという感じ。しかしやはりバラードでシメるには色んな説得力で劣っており、若干臥龍點睛を欠いている感は否めないですね。
  13. [Weiss] of Chaos (SE)
    1曲目と対になるSEではついに本家と同じようなヘリの音が…。遠くからアコーディオンも聞こえてくる!ベタ!!


GAUZEに触れずに語るのは無理がありました。
ちなみに表ジャケットは「I'll」っぽいですが、1ページめくると「GAUZE」になります…。さすがに「亡骸を…」「GAUZE」に続くあの例の歌詞カードの構成にするにはお金が足りないようでしたが。

お金が足りないといえば最近のドラマーはレコーディングで叩かせてもらえないのはお金がないのか…本家"同様レコーディングするレベルじゃない"のか…。本作もどうやら打ち込みのようなのですが、打ち込むにしてももうちょっと曲ごとに音作りとかの工夫が欲しかった。あと最近のドラム音源は出来がいいのでそのままでいいっしょ!(バンギャルにはワカンナイヨネ!)と思って打ち込みのデータが凝ってないのがちょっとアレですね。流行りの音圧マスタリングのせいでよけいのっぺり聞こえますし。
ベースはなかなかイイんじゃないと思いますが、ギターの引き出しはちょっと使い切ったかな?感。ボーカルはあの頃の京のシャウトをよく研究してるなあ、という感じ。



確かにパクりすぎ!と言われかねない程の引用の構成。
しかし、逆に引用元があっても1枚の流れを丸々パクってくると言うのはバンドの自力がないと出来ませんし、正式活動開始から半年でこの出来のフルアルバムを仕上げてきたというのはそれなりに評価されていいのではないか、と思えるところです。
つい一昔前に同じようにDirのパクリパクリと言われていたガゼットあたりは結成半年頃にはマキシを出して爆風スランプをパク(ryまだまだ迷走していた頃で、動員なんかも全然だったわけです。
筆者的には去年のまとめで「このバンドどうなの?」って書いた前科がありますからあまり大きなことは言えませんが、ただひとつ言えることは

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    ノ  __          ',
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 ヽ__ノ/ヾ _ ノ       > }}
  / >≦'__        し /        乗 る し か な い
   Vて二オカ       (_,/}
   Yこ二ノ!!|          }         こ の ビッ グ ウ ェ ー ブ に
    Y⌒ 从        ∠)
    从从从トミ   _.ィニ二 ̄丶
     ミ三三彡 ' ´      \ \
        /           \ヽ
      /            ミ;,. ', ',
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     |   ヽン ´  ヽー'
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    |:! ヽ              |
    | ト、 `ミ,            l




いまは話題に乗ったもの勝ちの世の中ですからね。同じジャンル内でこれは無いというのも分からないでもないですが、単曲レベルならもっとひどい前例があったと思いますし、正直いまや世界的になった本家側からしてみれば気にかけるほどでもない瑣末な事。事務所にやらされてる感、というのは確かにまだ残るけど、インタビューや歌などを聞く限り「あ、そういうキャラでいくことにしたんだな」というレベルにまではなってます。
このお祭り感、はっきり言って一過性のものですからね、面白さを楽しめる人は今のうちに楽しんでおかないと損かと思います。実際のバンドの真価が問われるのはこれからでじゃないでしょうか。ネタギレになって失速するか、一皮むけるか、延々と同じ事を繰り返して飽きられるか…。来年になったらまったく話題にならなくなってても不思議ではない。新天地を求めたらおっかしくなったバンドには山ほどいるからネ!(Mist of なんとかとか)

虜の人は、苦笑いや失笑をしながら。よくディルは知らないけど、昔からビジュアル系好きだった人には、こういうのあったなあ、的な楽しみ方。最近の若い子たちには、これが昔ながらのビジュアル系なんだ、という楽しみ方。それぞれで楽しめると思います。

そういえば、このアルバムを会場やオフィシャル通販で買うと"Wish"という新曲のPVがついてきたそうなのですが…


もう言葉は要らない。
配布デモテープ「聖夜に奏でる狂死曲」。1997/12/25「聖なる夜の死踏会」、梅田GUILDのシークレットライブにて配布。


1曲入り500円、初のライブからデモテープを配布するという、その後のMatinaからしてみると随分良心的に見える戦略。とはいえ、アプレゲールのインタビューでは、音源先行にしたのは戦略ではなくメンバーが揃っていなかったのもあっての仕方なしで、と語っていましたが(笑)。
収録曲は"狂死曲"のショートバージョン。アレンジとしては、後に比べると大分あっさりめでひたすらガナリ散らすツタツタ発狂寄り。ダーク系にありがちな「やってみたかった三拍子!」という感じですね。
配布ということもあってか、ジャケットはコピー用紙、音質もかなりMTR音質といった感じ。元の曲自体も長くはありませんが、ショートバージョンのため、イントロ・およびアウトロは荘厳な教会でのクリスマス的なSEが挿入されています。

色々なチープさがまたブラックメタル的な感じを出していて面白い。
しかし、"狂死曲"はPenicillin、歌詞の中の「狂死運命」は黒夢の”楽死運命”、「精神薄弱者」は言うまでもなくDeshabillzの「精神離脱者」辺りをパク彷彿とさせますな。そしてジャケ記載のメッセージは「We wish you are Bloody Christmas…」だあ!どこかで聞いたことがないでもない…

当時は足を運べませんでしたが、後に池袋のブランドセックスエックスで大量にこのあたりの配布デモテープが1000円で売られていたため、難なく入手は可能でした。いよいよ年が明けたところで、オムニバスなどの参加などもあり、本格的な活動に移っていくのです、が…。