原題:THE KARATE KID
監督:ハラルド・ズワルト
出演:
ジェイデン・スミス(ドレ・パーカー)
タラジ・P・ヘンソン(シェリー・パーカー)
ジャッキー・チェン(ハン[管理人])
ハン・ウェンウェン(メイ[ガールフレンド])
アンソニー・ウォン(メイのパパ)
ワン・ツェンウェイ(チョン[ライバル])
ユー・ロングァン(功夫道場・師範代)
観た感想のメモ。
1984年のアメリカ映画「ベスト・キッド」のリメイク作品。
ジャッキー・チェンが出演しているので観に行ったが
ウィル・スミスの息子、ジェイデン・スミスが主役なので
あまりアクション映画としては、期待していなかった。
しかし、不良・チョンが通う功夫道場の師範代が
「香港国際警察/NEW POLICE STORY」や「THE MYTH/神話」で
ジャッキー・チェンのライバルを演じるユー・ロングァンだったり
ガールフレンドの父親が「ツインズ・エフェクト」や
「ドラゴン・プロジェクト」のアンソニー・ウォンだったりと
香港映画を好きな人が楽しめるキャスティングだった。
リメイクなので原題が「THE KARATE KID」のままだけど
ジャッキーが、教えるのは空手ではなく功夫。
場所も中国で喧嘩のシーンや武道大会のシーンでも
主人公以外、戦う役は中国の人ばかりで
アクションシーンの全てがテンポよく
六月に公開していた「ダブル・ミッション」より満足できた。
特にジャッキー・チェンが不良六人を相手にする場面は見所。
「ベスト・キッド」では、お馴染みの修行の場面も
功夫版にアレンジされていて
「蛇拳」や「酔拳」などで修行する側だったジャッキーが
教える側になっている処も
長年ジャッキー映画を観て来たファンには
また格別な映像だったのではないだろうか。
「ドラゴン・キングダム」でも似た様なシーンがあったけど
ジェット・リーと一緒だったので
少し功夫物の定番修行場面とは異なっていた。
オリジナルを観ていたのであらすじは知っていたものの
前半のドレ少年が慣れない土地の中国で
早々に不良に絡まれ通う学校でも好き放題されて
苦悩する場面は観ていて辛かったが
後半では、その辺りの流れが払拭されるほどの良い展開。
ドレのライバルであるチョンも憎い役なのに
武道大会で使う技が、凄くて参ります。
武道大会のドクターが岸部一徳さんに似ていたのも気になった。
久しぶりにスッキリした気分で観終わる事ができた映画だった。
ベスト・キッド - オフィシャルサイト
http://www.bestkid.jp/