ジージャー・ヤーニン「RagingPhoenix」 | ねじくりっぷ

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タイのアクション女優
ジージャーの主演映画2作目がDVD化。

2010年の春頃、大阪アジアン映画祭2010で上映されたものの
日本国内で一般上映されないままDVD化された。

作品の存在を知ってから予告映像などは観ていたものの
ストーリーがさっぱり解らず、DVDの発売が楽しみであった。



ジージャー・ヤーニン演じる「ドゥ」は、バンドのドラマーで
ライブ中に彼氏が浮気をしている処をみてしまい悋気を起こし乱闘。

バンドからも追い出されの踏んだり蹴ったり。

アルコールに逃げて泥酔している処を誘拐されかけ
謎の髭面の男性に助けられた処から物語は始まる。



今回の映画の面白い処は、
トニー・ジャーで見慣れたタイの格闘技・ムエタイがベースでありつつ
ジャッキー・チェンの初期作・酔拳と
ダンスとカポエイラを混ぜた様な、
「餓狼伝説」のダック・キングをイメージするノリのよい奇抜な動きで戦う処。

そして、戦いの素人であるドゥが、武術を教わり一人前に戦える様になる
昔からある、功夫映画の方程式を持っている処。

後半の格闘シーンでは、立体的に交差する橋の上で戦う場面もあり
ジェット・リーのワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナを観ている気分だ。

細かい処を見ると、香港映画の様にアクションシーンの代役も使われているっぽい。

タイ映画のアクションシーンは、香港映画並に興奮度が高く
今後もアクション映画好きを満足させてくれると思うけど
「Ong Bak」や「Chocolate」然り、
Happy endな形で終わる作品が今まで見た作品の中には無い。

ちょっと、もやもやした気分のまま終わってしまう事が多いけど
役者の魅力と、アクションシーンが好きなので
今後も良い作品を続けて欲しいと思う。

ジージャー・ヤーニンは既に
「Juk ka len」「THE KICK」の撮影が済んでいて
「Tom yum goong2」の撮影が進んでいる模様。

今後、活躍が楽しみな女優さんである。