わたしの子供たちには、不登校経験がある。


一番上は小学6年から中学卒業まで、2番目は中学一年から中学卒業までを完全不登校。

理由は違ったけれども。


いま、その二人は、大学4年生と2年生になってる。


それぞれに、やりたいことをみつけ、就きたい職業を目指して学生生活を送っている。


そんな日々の中、わたしの実母がわたしにこう言った。


「あんたの子たちは不登校したけえね。あれが響いとるよね」と。


私が「響いとるって、何が?」


といったら、

「基礎がないけえ、勉強ができんよね。やっぱ勉強って積み重ねやもんね、不登校したら上を積み上げていけんからもうダメよね」

と言われた。


子供たちのこと、そんなふうに見ていたのか、そんなふうに思っているのかと、

少なからずショックを受けた。


子供たち自身が自分の不登校経験をどう思っているのかは私は知らない。


ただ、「今」は、友達との関わり、アルバイト、趣味、恋愛、もちろん学業も、子供たちなりに直向きに取り組んでいると私は認識している。


不登校が響いとる、

と言われたその言葉


確かに不登校だった日々が消えることはない、消す必要もない


経験の一つとしてただそこにある。


それを、100%マイナスの経験だと決めつけているのが心外だった。


わたしは、子供たちについては本当にただ

「楽しみだなあ」と思っている。根が楽天的だからかもしれないけど、本当に、「どんな社会人になるんだろう。どんな家庭人になるんだろう。どんな出会い、どんな学び、どんな人生かな?」と。


苦しい事も多くあるかもしれない、だけどそれは、不登校が響いとる、からじゃないと思う。誰だって、みんな、苦しい中を生きているんだからさ。


それなりに、が最高だ。それなりに、自分自身が納得できる人生を歩んでもらいたい。


そこで「不登校だったのに、悪くならなくて良かったねえ」なんて母に言われたらまたイライラするかも😅