今年の4月から、「日本マンガ塾」という漫画専門スクールに入塾しています。

 

日本マンガ塾には、通常の授業の他に「オリジナルマンガ制作」という課題があるのが大きな特徴です。いやひょっとしたら、どのスクールでも似たような課題があるのかもしれませんね。

オリジナルマンガは年2回、9月と2月の締切に向けて制作します。約半年あるので余裕ありそうに思えますが、土曜科の生徒は基本的に仕事やりながらなので、けっこう大変です。しかも入塾早々、ほとんど学習しないうちにさあ描けと言われても、なかなか難しいですよね。

 

オリジナルマンガの規定は以下の通りです。

・16p以上

・4コママンガは8p15ネタ

・ギャグ漫画は15p

・縦スクロールマンガ(Webマンガ)は80コマ〜160コマ

 

わたしは16pのマンガを描いたのですが、かなり大変でした。

3ヶ月間、しごおわ後の時間、土日祝日の時間をほぼ全て投入してようやく描き上げることができました。

わたしが極度の遅筆だというのと、慣れていないというのがありますが、軽く100時間以上は投入したと思います。


制作の過程はだいたい以下の通りです。

 

  プロット(あらすじ)→ネーム→下描き→ペン入れ→仕上げ

 

プロットとネームの段階で講師に見てもらってアドバイスをいただけます。

これは大変有り難いです。入塾している価値のひとつだと思います。

塾に入らずに持ち込みするとしたら、途中過程でアドバイスもらうことはできないですからね。

 

完成したオリジナルマンガは、「学内審査会」というのにかけられ、「ストーリー」と「作画」の2つの側面で直接講評を受けます。講評してくれるのは塾の講師なので、やさしい言葉で前向きなコメントをしてくれます。塾としては、あまり厳しいこと言って辞められては困るでしょうからね。

2022年度前期の生徒作品は、約20編ありました。描かない生徒、間に合わなかった生徒もいます。

また、初めてマンガ描く人、ある程度描き慣れた人など混在しているので、レベルはまちまちです。それぞれのレベルに合ったコメントをもらえます。

 

「学内審査会」の講評を受けてから、2週間くらい修正する時間がもらえます。

修正してブラッシュアップされた作品は、次に「編集審査会」にかけられます。これは外部の編集者とかが参加して講評してくれるようです(未経験)。そこで、編集者の目に止まった作品があれば、担当者がついてマンガ家デビューの道もあるみたいですよ。

普通、マンガ家を目指すなら、編集部へ持ち込みとかしますよね。塾に入れば、個別アタックしなくても見てもらうことができるので、プロマンガ家デビューを目指す人には有益な制度だと思います。

どこの出版社の編集者が評価してくれるか、ここで明示するのは避けますが、超有名な出版社ばかりです。

 

わたしが描いた2022年度前期のオリジナルマンガは、「編集審査会」で講評いただけるそうです。うれしいですね。

仕事があるので、平日の審査会で直接講評を聞くことはできないのですが、講評メモをいただけるそうです。

もちろん、漫画雑誌に掲載いただけるレベルに到達していないので、辛辣なコメントは覚悟しています。

 

講評結果が出たら、ブログに追記しますね。

 

<オリジナルマンガの表紙>