バイエル24の分析
この曲の好きなポイント3つ
1つ目:冒頭
2つ目:Bの部分
3つ目:最後のカデンツ
調性:ハ長調
形式:二部形式
AA'BA'
A - 4小節 半終止
A' - 4小節 全終止
B - 4小節 半終止
A' - 4小節 全終止
非常に典型的な構成であり、非和声音も経過音のみという、聞きやすい曲である。
Aは、ハ長調の主音から、ゆったりとした全音符のメロディーがはじまる。上行形のメロディーとともに、期待感を膨らますように四分音符のバスが進行する。
4小節目で動きがあり、いままでのバスにメロディーが呼応しながら、前半を閉じる。
A'では、カデンツを形成するため、3小節目で動きがある。前半のバスで用いられていた3度下行を踏襲しながら、優しい雰囲気のカデンツに仕上げている。しかしながら、バスは3拍目でドに終止することをさけ、次のBへ向かう。
Bは両手が四分音符になり、いままでよりも活発になる。1小節目と3小節目に重きがおかれ、2、4小節目はイタズラをするような遊びがある。
主音から7音にくだり3音に着地する、お決まりのバス進行の後、A'に着陸。最後のカデンツは3拍目にバスのドを置き、完全に終止させて曲を締めくくっている。