本は好きで良く読むのですが、読むのはもっぱら、

ノンフィクション物ばかり。


金子達仁等のスポーツ関連の物とか(サッカーファンの間では

賛否両論だが)、立花隆のノンフィクション物。もしくは、旅行記

とかエッセイのようなもの。


俗に言う”小説”と呼ばれるものはここ数年一切読んでません。


作り手が想像して作った話より、実際にあった話の方がとても

リアルに感じるんですよね。


しかし、この小説だけはとても好きで、たまにひろい読みしたりします。






今は亡き、阿佐田哲也先生の『麻雀放浪記』です。



最初に読んだのは高校2年ぐらいの時。


この本は1~4巻まであるのですが、とても面白くて一気

に読んでしまいました。


終戦直後の上野が舞台なのですが、麻雀で日銭を稼ぐ『坊や哲』

というあだ名の人物が主人公。


その10代から多分30代後半までの半生を描いた小説です。


実はこの本、何度かの引越し等で無くしたりして、5回ぐらい買い直し

しています。それぐらい好きです。


そして最近また買いなおししました(笑)


もの凄く読みたくなったものの、手元になくてまた買っちゃいました。


 ※しかし、高校の時に発売された小説が、未だに本屋で普通に売ら

   れているのにも驚いたけど・・・


文中、イカサマなんかのやり方等も詳しく書かれていたりするんで

すが、そんな事より、この小説に出てくる人物達の人間ドラマみた

いなものが何とも言えず良いのです。



まぁ、麻雀のルールを知らないと読んでも面白くないかも知れませんが、

ルールを知っている人で男なら、"面白い!”と思うのでは無いでしょうか?



お勧めです。



ちなみに、この小説は真田広之主演で映画にもなってます。


鹿賀丈二・内藤陳・加賀まりこ等も出演していましたね。


高校の時、確か友人と見に行った記憶があります。