初代Jリーグチェアマンで、現在日本サッカー協会キャプテンの
川淵三郎氏の本を読みました。
本中ではJリーグが誕生までのことが、事細かく書かれていて、
当時の雰囲気がとても良く伝わります。
面白かったのはチーム名。
最初『ガンバ大阪』は、『大阪ジョーズ』というチーム名で、ほぼ決定
していたらしい。まぁジョーズというのは、鮫のジョーズの意味でも
あるが、大阪城にも引っ掛けてのチーム名だったらしい。
また、『サンフレッチェ広島』は『広島パープルズ』というチーム
名にする予定だったらしいが、とある料亭で、川淵氏が当時のサンフ
レッチェ広島の社長からそのチーム名を聞いた時は、”いや・・・その
チーム名はちょっと・・・・”と苦笑していたらしい。お酒のお酌をして
いた芸者さんも”それは止めた方が良い”と言ってくれたらしい。
それで社長が考え直して現在のチーム名に決まったそうだ。
だけど、やっぱり川淵氏は志が高かったというか、”日本にプロリーグ
を作るんだ”という意気込みは、半端ではなかったようですね。
本を読んでいてもそれが良く伝わります。
本中で川淵氏は”Jリーグ開幕から2年ぐらいは、どのチームの試合
もとても面白かった”と語っています。
これは同感ですね。
たまにTVとかでJ1のチームの試合を観たりしますが、途中で眠くなる
ような試合もあります。
Jリーグ開幕の頃はどの試合もTVで観てたら、それなりに
面白かったなぁ~
Jリーグ創設から誕生までに関わった本当に中心的な人物の
本なので、ちょっとでも興味をもたれた方は読んで見てください。
『虹を掴む/川淵三郎著』