最近、真のお母様は公然と、お母様の血統と資格について、真のお父様の説明と相反する「独生女」の主張をしている。2014年7月1日、天正宮訓読会において真のお母様は、2千年のキリスト教の歴史は「独生女を探し求めてきた歴史」であると定義した。その説明によると、摂理の中心人物は真のお父様ではなく真のお母様自身であるという結論が導き出される。2千年のキリスト教の歴史は、真のお母様を探し求めてきた歴史であり、母胎において血統転換され、原罪なく誕生したのは真のお父様ではなく真のお母様自身であると主張する。一方、お父様は16歳の時、イエス様の責任を承継した瞬間から、後天的にひとり子の資格を得たとし、その為、お母様がいなければ人類の救いと復帰は不可能であるという。祝福家庭は、そんなお母様に会ったので福があるというのである。お母様は、祝福家庭はこれを信じなければならないと語られる。

「血統転換、私は母胎からです。皆さんはこれを信じなければならない。お父様の歴史はそう、イエス様の顕現と共に、イエス様の責任を承継したその時、その瞬間、お父様はひとり子の資格です。分かる?それを知らなければならない。今まで、2千年の歴史は独生女を探し求めてきた歴史です。この歴史的な秘密を私が明らかにしている。その為、私でなければならない。皆さんは、私に会ったので幸運です」(2014.07.01 天正宮訓読会)


また、お母様は「独生女」の主張を通じて、真のお父様と真のお母様の関係についても全く新しい主張をしている。お母様は最初から全てのことを知っていた。お母様の成長過程において真のお父様による教育はなかっただけでなく、むしろ真のお父様こそがお母様の力が絶対的に必要であったと主張している。

「私がここに来るまで天の保護権にありました。私を教育した人は誰もいない。ひとり子と独生女は同等です。ひとり子が独生女を教育したとは言えない。何を言っているのか分かる?その為、私が決定します。私が決心しました」(2014.10.27 天正宮 世界指導者特別会議)

「私はお父様に初めて会った時、摂理歴史を知り、蕩減復帰摂理の歴史も分かった。私が原理を勉強したこともなかった。それでも分かった。お父様が再臨主として成功するには私の力が絶対的に必要です」(2013.8.24 統一世界2013年9月号)


真のお母様による「独生女」主張に対する真のお父様の警戒

しかし、このような真のお母様の主張は、これまで私達が原理を通して学んだ内容や真のお父様の教えとは全く違うことに問題がある。真のお父様は、すでにずっと以前(2004年)から、このようなお母様の主張が間違っていることを明らかにしてこられた。

「皆さん、お母様は生まれながらにプリンセスのように生まれ、再臨主の夫人として生まれたと思いますか?どうですか。堕落した血統を受けて生まれました」(「家庭盟誓と真の父母に侍る生活」 2004.7.19 み言選集 461巻26ページ)

真のお父様のみ言によれば、真のお母様は、最初から真のお父様の配偶者として予定されたのではなく、生まれる前から血統が転換されたわけでもない。本来、真のお母様の位置はソンジン様のオモニが立たなければならなかったからである。


「キリスト教が聖霊(オモニ)を中心に来られる主の前に、実体の花嫁となることができる基準とその息子娘、家庭と連結されなければなりません。それが何かというと、キリスト教が反対しなければソンジンのオモニがその位置に立ち、ソンジンがその位置に立つのです」(「天一国と祝福家庭の道」 2001.12.9 み言選集 362巻123ページ)

真のお母様の主張は真のお父様の血統と資格に対し疑心し、私達が知っていることとは全く異なる内容を述べている。真のお父様はこれは原理に反する主張であるとされ、慨嘆された。

「先生が堕落した血を受けたのか、きれいな血を受けのか?そうです。皆さんがそれを自分で分かりますか?...。どうして神様の血統を連結することができますか?原理の解釈もできない人が、何、先生が純血か、どのような血なのか?...先生の血が、何、どうしたって?」(「今は全て成される時」2009.2.28 み言選集 608巻304ページ)

真のお父様は「そのような考えをしていてはいけない」と語られ、真のお母様の間違った考えを警戒された。

「オモニも今では自分で勝手なことを考えてはダメです。「アボジも私がいなければ完成できない」そのような考えをしていてはいけません...分かりましたか?私も今、神様の前において、「神様、私は全て、絶対価値を連結したので、私がいなければ神様は困るのではないですか?私が言うようにして下さい」とはできないのです。私はできないというのです」(「神様の勝利定着宣言と万事亨通能通を誓約してください」2005.3.22 491巻247ページ)

真のお母様の行動に見られる関係転倒

最近、日本を巡回された時、真のお母様は真のお父様の椅子に座られた。また、基元節2周年記念行事の日本のポスターには、真のお母様が右に、真のお父様が左側に位置されている。これは、真のお父様と真のお母様の主体と対象の関係が転倒されている様子である。真のお母様は真のお父様の対象として、真のお父様の前に本然の真なる妹、本然の真なる夫人の立場である。しかし、今までの言動から見た時、真のお母様が自らを「独生女」と称し、立てようとする権限は、真のお父様の権威を凌駕するものである。


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