「特ダネの内容は分からないが3件程あると思われる。7~8個ではないようだ」
25日、一人の世界日報幹部がメトロ新聞との電話通話で語った言葉である。
記者はこの幹部に「最近世間を騒がせたあるメディアの報道のように、朴槿恵大統領下野事態を呼ぶ可能性のある7~8件の青瓦台特ダネを世界日報が持っているのか」と尋ねた。
少しの誇大はあるが「ジョン・ユンフェ文書」に続き、政権を揺るがす核爆弾級の情報の存在を世界日報は内部的に認めているという答えだった。
去る23日、ハンギョレは統一教会の信徒対策委員会が教内関係者に配布したという文書を引用して大青瓦台関連特ダネの存在を伝えた。特ダネは、報道された文書では「青瓦台対抗核兵器」と表現されもした。統一教会は「ジョン・ユンフェ文書」を暴露し、政局を揺るがした世界日報の主である。
ハンギョレは、信徒対策委で代表される教内主戦派に対して「朴大統領下野まで取り上げて、最後まで戦おうという強硬な態度」であると報道した。故文鮮明総裁の夫人である韓鶴子総裁が主戦派の立場を反映し、政府と妥協しようとした当初の立場から転じたともいう。
また「青瓦台の圧力に押されて世界日報社長と記者を解任するならば、青瓦台に対する核兵器7~8個は無用の長物となり、青瓦台の前に鼠となってしまう。弱肉強食のジャングルのような権力の属性と現実において、私達が裸の状態になってしまう」という文書の内容を公開した。
世界日報幹部の言葉は少し違っていた。彼は「ハンギョレがどのような意味でそのような報道をしたのかは分からない」とし「(主戦派という人達が)政権と戦おうという性格ではない」という。また「(政権との一戦不辞は)出来もしないし望んでもいない」という。しかし「マスコミの報道について“これは何だ”と問い詰る人達でもない」という。
核爆弾級の情報の存在に対し、世界日報内では異なる言葉が出てきている。ハンギョレと接触した世界日報幹部は「信徒対策委が取り上げた核兵器や特ダネという根拠もなく、話として意味のある内容ではない」と述べた。これに対しメトロ新聞と接触した幹部は「(外部的には)当然そのように言うだろう」と言った。
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