天一国最高委員会は13名で構成される。そのうち5名は当然職として、真の父母様が任命する。残りの8名のうち数人は、任命職として真の父母様が任命する。残りの委員は、立法部であり天一国国民の代議機構である天議会から委員候補者を選出し、その候補の中から真の父母様が選んで任命する。結局、最高委員13名中、天一国国民が選出することができる最高委員の数は、わずか2~3名である。

実際には、最高委員の任命権は真の父母様にある。しかし、真の父母様にもしものことがあった時には、誰が最高委員を任命するのだろうか?天一国憲法によれば、すべての権限は最高委員会が代行することになる。結局、最高委員会の委員が全員一致または10人以上の同意で最高委員自らを任命することになるだろう。

現在、憲法上、その任期は4年、3回に限って重任することができる。 12年以上、つまり3回以上は重任できないことになっている。しかし、この任期制限も問題ではない。真の父母様にもしものことがあった時、すべての権限を代行する最高評議会は、憲法と法律を改正してしまえばそれでいい。

真の父母様にもしものことがあった時(実際には真のお母様に…)には、最高委員会自体が真の父母様の実体となる。真の父母様の家庭、もしくは真の子女様ではない。最高委員会は生きた神様であり、真の父母様となる。

5権(天政院、天議会、天法院、天財院、天公院)による最高委員会の牽制や弾劾も不可能である。統一教天一国憲法によると、天一国国民の代議機構である天議会の議員は210名である。210名は当然職委員、選出職委員、宗族メシヤ委員で構成される。当然職委員は193カ国の国家会長と国家メシアの代表者で構成され、彼らは真の父母様が任命する。真の父母様にもしものことがあった時には、最高委員会が任命することになる。193カ国の代表者だけでも210名の委員のほとんどが満たされる。残りの委員が何人になるかは分からないが、選出された委員と宗族メシヤ委員、または複数の候補の中から真の父母様が任命されることになっている。これらもまた、真の父母様にもしものことがあった時には、最高委員会がその権限を代行することになる。

真の父母様にもしものことがあった時、その権限を代行する最高委員会は、5権の首相と最高委員会委員、天議員の210名、 193カ国の大陸会長、国家会長、国家メシアを任命することができるようになる。逆にすべての解任もできる。

さらに重要なことは、最高委員会委員長に関する任命と解任も真の父母様の権限であるため、真の父母様にもしものことがあった時には、最高委員会がその権限を行使し、真の父母様の家庭の真の子女様である委員長をいつでも必要に応じて任命または解任できるようになる。

真の父母様にもしものことがあった時、最高委員会は生きた神様であり真の父母様となる。真の父母様の家庭の真の子女様や後孫といった血統が重要ではない。誰が最高委員会を掌握するカリスマを持っているかが重要である。最高委員の数を多く確保したリーダーが、実質的に天一国の主人となり、中心となって、神様と真の父母様のふりをするようになっている。

3回の重任、12年制限の任期が面倒であれば、憲法と法律を改正すればよい。最高委員会委員長が必ず真の父母様の家庭の後孫がする必要はないと判断されれば、いつでも憲法と法律を変えることができる。さらに彼らは、天一国のアイデンティティ、教義、真理体系、信仰、天一国国民の権利と義務さえも改正することができる権力を持つことができるようになる。

この憲法体制の下では天一国主人である祝福家庭も、最高委員会という名をもって法統継承を叫ぶ少数の教権勢力の奴隷であり僕に過ぎない。神様 - 真の父母様 - 真の子女様へとつながる真の家庭3代圏を中心とした真の愛・真の生命・真の血統による継承と相続もない。


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