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在五堂劄記

癌闘病中w 末期の眼で見る
世の中あれやこれや

便が出たりでないだりの日々が続いて、鬱になりかけていた。40代で高血圧で倒れてから(上が240、下が160、脈拍は200近かった)、しばらく鬱を発症していた。
あの頃以来かな。なにも手に付かないのだ。まぁ、そんなときは、流れに逆らわず、時に任せるしかない。
というわけで、40日ほど、呆けていた。
外科の主治医の処方で、大建中湯と、これは肺炎予防の麦門冬湯を飲み続けていた。大建中湯の薬効あって、いくらか腸の動きが以前に戻ってきた。
死亡記事を見て、膵臓癌とあるとどきりとする。
膵臓癌に肝外胆管癌(十二指腸もそれで全摘した)、さらには大腸癌だったから、死亡フラグの立ちっぱなし、というわけで、よくぞ、術後6年に入ったものだと思う。3年目にして肝臓癌に転移はしたが、まずまずというところか。
いましばし、命にしがみついてみよう。天の時、地の利、人との巡り合わせ、私は幸運だったと思うし、余命を味わい尽くしたい。


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