昨日は結局寝ませんでした。
寝て朝をむかえてしまうのがとてももったいないような気がして、何か特別なことをしていたわけではありませんがずっと起きていたんです。
時々Fの部屋に行って話したりもしました。
朝が近づくにつれて段々と外が明るくなってくると自分の気持ちが段々沈んでいくのがわかりました。
まだ帰りたくない。
シラキュースを去るのがすごく悲しい。
部屋を見渡してみるとそこには今まであった生活感がありませんでした。
全て荷物に詰めて、あるのはバッグとスーツケースだけ。
それ以外は初めてアパートに来た日と同じ。
今まで使っていた部屋を見渡すだけで色々思い出しましたし、より一層「もうここにも帰ってこないんだなぁ。」と思ってしまいました。
7時前に最後のシャワーを浴びて、バスルームの片づけを済ませたらもう準備はできてしまいました。
7時半。
寝ていたFが起きてきて二人で朝食。
最後の朝食のはずなのに言葉が出てきませんでした。
ただ二人で黙々と食べるだけ。
この時正直泣きそうでした。
もうあと数時間でシラキュースを去るという思いがますます強くなっていたんです。
Fは9時から授業なので出かける準備をし、僕はアパートのオフィスが開くまで出る最終確認をしていました。
そして8時20分ごろ。
二人でアパートを出ました。
アパートの入口で
「じゃあまたね。」
という言葉を交わしました。
それに対して僕は
「色々ありがとう。」
と返しました。
本当はもっと言いたいことが色々あったはずなのに言えなかった。
それは朝の慌ただしさから心の準備ができなかったからかもしれません。
本当に彼には感謝してもしきれません。
シラキュースに来た二日目。アパートに来た初日。
彼が色んな事を教えてくれたのを今でも覚えています。
アパートの手続きを手伝ってくれたり、スーパーまで連れて行ってくれたり。
彼がルームメイトでなかったらシラキュースでの生活はガラリと変わっていたと思います。
それくらい最高のルームメイトでした。
勿論、彼とはいつも上手くいっていたわけではありません。
不満を持つことも結構ありました。
でも振り返ってみれば、助けてもらったことばかりを思い出します。
また日本で会おうという話をしましたが、本当にまた会いたいです。
そして最後の別れは思ったよりもあっさりでした。
F、本当に色々ありがとう。
そしてFと別れた後は昨日会ったアメリカ人のMが車で来てくれてバス停まで送ってくれました。
彼は6月から8月まで日本にいるので是非東京で会いたいなと思います。
Mと別れ、バス停でバスを待つこと2時間。
ボストン行きのバスに乗り、僕はシラキュースを去りました。
もしかしたら人生で二度と来ないかもしれないシラキュース。
最初は何もなくて正直つまらないと思っていたシラキュース。
でも今思うのは、シラキュースに来てよかったということ。
素晴らしい大学、素晴らしい街で9ヶ月間生活したんだなという実感。
もしかしたら今までで一番充実していた9カ月かもしれません。
でも留学が終わったわけではないのでそういった感想は1ヶ月後に書こうと思います。
今はボストンのバスターミナルで友達Mが来るのを待っています。
まずはボストン旅行を楽しみます。
ではまた。