前回(8/24)の《気功の学校》から簡単な坐学を始めました。

 何しろ参加者6名の内、4月以降に入会された方が4名もいて、真面目に気功の話をしていなかったのでね。

 最初にお話したのは、
〔気功は禅の一種です〕という話。

 〔禅〕というのは、サンスクリットのディヤーナという言葉の音を漢字にした〔禅那〕の略語で、その意味は
〔心と体を統一すること〕、
〔いましていることのみに没頭すること〕
で、気功は、正にいましている体の動きや気の感覚に没頭することによって成り立つ心身の習練法なのですから、気功は禅の一種、というより、禅そのものなんですよね。

 その視点で言えば、禅が成立するよりも以前からインドに於いて実践されていたヨーガ(ヨガ)は、その意味が〔結びつく〕ということなので、体(姿勢や動き)と呼吸と心を結びつけていく取り組みであるという点から見れば、気功はヨガの一種ですとも言える訳で、言ってみれば、気功もヨガも禅も、自らの心身を統一的に調えていく為の習練法としては同類、仲間、親戚と言えるんですよね。

 とまぁ、こんな話をしたんですよ。