👳やっと〔楽〕という言葉を用いる気持ちになった


 これまで僕は、〔苦〕という意味を持つ言葉の反対語として、〔楽〕という言葉を用いず〔ラク〕という表現をしていた。
 〔楽〕という言葉に対し、素直に受け入れることの出来る気持ちになれなかったからだ。
 〔楽〕という言葉に対し、〔楽をする(怠ける)〕という感じを持っていて、〔気功&ふぁんそんテクニック〕の探究や人間性の確率という課題に対して〔不真面目さ〕を感じていたのだ。

 〔気功&ふぁんそんテクニック〕も人生もそんなに甘いもんじゃないぞ!ってね。

 でも、〔気功&ふぁんそんテクニック〕の二つの取り組み方である動功(体を動かして行なうもの)と静功(体を動かさないもの)のそれぞれの到達点と僕が認識している〔空の体感〕と〔自由な気の舞〕を実習している時、それは、実に楽しいし、〔らく〕なのである。

 そう言えば、何事も極めた先を〔極楽〕と表すではないか。
 あらゆるものを極めていくと、そこにあるのは〔楽〕の極まりなんだ。

 そんな意味合いを込めて、これからは、心や体が〔ラクになる〕という表現をやめて、〔楽になる〕と表していくことにした。