「深泥池(みぞろがいけ)」 の紹介 --- 国の天然記念物 ---
今から14万年前の深泥池は京都盆地の北端にある連山の谷で、しかも谷頭から谷出口までが600mほどの小さなものでした。 この谷の西側には鴨川が流れ鴨川扇状地を形成していますが、その土砂はこの谷の出口にまで到達し自然堤防となり沼地化していたと考えられていいます。 この沼地(せき止め性湿地)の状態は、自然堤防の上に人の手によって築堤(約2m)される約1,500年前まで続いていたことがわかっています。 築堤されてからは湿地は溜め池となり、ほぼ現在まで大きさ(周囲1.6Km/9ha)は変わっていません。 また溜池ができた時、季節によって浮き沈みする3haの浮島が誕生したと考えられています。この浮島は14万年前から連綿と生き続けている北方系の植物であるミツガシワやホロムイソウ・食虫植物など希少な植物も生育しています。また、開水域には南方系の植物であるタヌキモなども生育する珍しい貴重な池となっています。
この池は1927年(昭和2)に「深泥池水生植物群落」が国の天然記念物に指定され、さらに1988年指定対象が「深泥池生物群集」に拡大されました。(田篭)
※ 2026年4月(撮影日):5日、12日、19日、26日。
-- 2026年4月5日 晴れ 14℃(5:58ヒノキ峠) 水位50.5㎝(+0.5㎝/余水吐)--
・深泥池東奥の傾いたヤマザクラ、先週は数輪しか咲いていなかったのに、今朝はピークも過ぎおまけに昨日の雨と風で終焉を迎えていました
・先週見逃していたコブシはどうにか残っていました
・ミツガシワは池周囲のあちらこちらで大小の群落をつくり花を咲かせています
・シカの食害防止の防鹿ネットが延長されていました
1~3)4月の深泥池
1) 2026.04.05
2) 早朝は春霞に包まれています 2026.04.05
3) 浮島越しに見るチンコ山。裾にはコバノミツバツツジのピンク、中腹から頂上にかけては若葉の緑が爽やかです 2026.04.05
4・5)コバノミツバツツジ
4) 里山には、強い火力が得られるコバノミツバツツジが植えられていました。
2026.04.05
5) コバノミツバツツジは
萌芽・再生能力、早い成長力、耐乾性に優れている。 2026.04.05
6・7)ヤマザクラ
6) 25°傾に傾くヤマザクラ 2026.04.05
7) 殆どの花びらが散り咢のみが残っています 2026.04.05
参考写真)2009.04.04(当時も60°程度傾ていました)
8~11)ミツガシワ(要注目種)
8) 南側水路(D8U)のミツガシワ群落 2026.04.05
9) 北東開水域(病院前開水域)のミツガシワ群落 2026.04.05
10)北西開水域のミツガシワ群落 2026.04.05
11) 北側(病院旧門柱付近) 2026.04.05
12)コブシの花 (準絶滅危惧種) 2026.04.05
13)クロミノニシゴリ(絶滅寸前種) 2026.04.05
14)延長された防鹿ネット。最近シカはずいぶん減ったのに今頃? 2026.04.05
15) 飛び立つダイサギ 2026.04.05
-- 2026年4月12日 晴れ ※℃(※:※ヒノキ峠) 水位50.5㎝(+0.5㎝/余水吐)--
・池の東奥でシデザクラ(ザイフリボク)が満開。
・ウワミズザクラはややピークを過ぎ。
・サイコクヒメコウホネの浮葉がパラパラ。
・今年はまだキジの「縄張り宣言」の鳴き声が聞こえません
16~18)新緑の季節
16) 南側水路中程から見る高山 2026.04.12
17)南側水路中程の開水域から浮島越しに見るチンコ山 2026.04.12
18) 西山麓から望む浮島 2026.04.12
19)夏羽のカイツブリ(夏羽は頭が黒褐色で首は赤褐色。冬羽は全体的に淡い色)
2026.04.12
20)深泥池東奥 2026.04.12
21~24)シデザクラ(ザイフリボク)
21) 池にせり出すシデザクラ 2026.04.12
22) 2026.04.12
23) 2026.04.12
24) 2026.04.12
25)ウワミズザクラ
蕾を塩漬けにした「あんにんご」は新潟県を中心に食べられているそうです。
一度食べてみたいものです 2026.04.12
26~28)ミツガシワ(要注目種)・サワギキョウ(準絶滅危惧種)
26) 結実した南提のミツガシワ 2026.04.12
27) ミツガシワに囲まれて育つサワギキョウ 2026.04.12
28) 南側水路のミツガシワ群落 2026.04.12
29)サイコクヒメコウホネの浮葉(南側水路) 2026.04.12
30)タヌキモ(絶滅寸前種)
球形の殖芽から発芽した茎はたくさんの捕虫嚢を持っています 2026.04.12
31)駆除途中のスイレン
取っても取っても姿を現すスイレン 2026.04.12
-- 2026年4月19日 晴れ 14℃(5:55ヒノキ峠) 水位50.5㎝(+0.5㎝/余水吐)--
・春本番いろいろな花が咲きだしています
・10年ぶりにヤマツツジを見かけました
31)池の北西部から南東部を望む
一見水溜りのようですが下には大量の水があり、草は浮いているだけ 2026.04.19
32)浮島北側の水路付近にたくさんのミツガシワやカキツバタ育っていま以前には浮島の中にも育っていたのですが、シカが異常に増えだしてから消えてしまいました。 しかし近年シカが激減しているので、また復活することでしょう。 2026.04.19
33)南側堤防のショウブ (ショウブ科) 2026.04.19
34) ヒメコウホネの浮葉が増えてきました 2026.04.19
35・36)モウセンゴケ
35) T・Tさんから教えてもらったモウセンゴケ。 2026.04.19
36) 虫を捕らえています
37)南側水路のガマ 2026.04.19
38)ヤマツツジ 10年ぶりに確認。
私は2016年04月24日にチンコ山の木戸横で確認したのが最後でした。 2026.04.19
39)ミヤマウメモドキ (絶滅危惧種)
春の光を受けて緑色の若葉が展葉してきました。 2026.04.19
40) フジの花が咲きだしました 2026.04.19
41) アオダモ 2026.04.19
42) コバノガマズミ 2026.04.19
43) つがいのマガモ。卵でも温めているのか茂みで動きません。 2026.04.19
44) 若いカルガモ。くちばしも毛並みもきれいです 2026.04.19
45・46)コメツブツメクサ
45) 2026.04.19
46) 2026.04.19
47)白いスミレ
5枚の花弁は1枚を残して咲き終えています。 2026.04.19
-- 2026年4月26日 晴れ 13℃(5:37ヒノキ峠) 水位52.5㎝(+2.5㎝/南側水路)--
・日当たりが良いところのカキツバタ(準絶滅危惧種)が咲きだしました
・カキツバタは10年ほど前までは浮島の中にも咲いていたのですが、シカの侵入が増えて以後消えてしまいました
・近年浮島に侵入するシカ減っています。またカキツバタが戻ってくると良いのですが
・4/19に蕾だったヤマツツジが開花していました
・マガモがつがいで子育てをしていました
48~52)白いカキツバタ(準絶滅危惧種)
48) 南側水路の西端付近 2026.04.26
49) 今は1番花が咲きだしたところですが これから2番3番と順に2花咲きます。
2026.04.26
50) この花は紫色が混じっていますが、深泥池のカキツバタは白花が特徴です。
2026.04.26
51) 南側水路の東奥に咲くカキツバタ 2026.04.26
52) 南側水路東寄り
53・54)ヤマツツジ
53) 10年ぶりに現れたヤマツツジの花 2026.04.26
54) 2026.04.26
55~57)マガモのフアミリー(父ガモ・母ガモ・6羽の子ガモ)
55) マガモの雄と雌、そして子ガモが六羽が一緒にいます。普通はマガモの雌だけが子育てをすることが多いのですが、ここでは雄も一緒に行動しています。つまり、雄も子育てに協力している「イクメンガモ」ですね。 2026.04.26
56) 子ガモは生後3週ぐらいでしょうか、大きく育っています 2026.04.26
57) 2026.04.26
58・59)クロコノマチョウ
58) 止まるとどこに居るのか判りません 2026.04.26
59) 2026.04.26
60・61)ミツガシワとマガモのせめぎ合い
60) 池の北側には東西に走る北側水路があります。西半分はミツガシワが繁茂し東半分はマコモが繁茂しています。 2026.04.26
61) マコモとミツガシワのせめぎ合いの接点 2026.04.26
62)蕾をつけたサイコクヒメコウホネ 2026.04.26































































