「深泥池(みぞろがいけ)」 の紹介 --- 国の天然記念物 --- 

今から14万年前の深泥池は京都盆地の北端にある連山の谷で、しかも谷頭から谷出口までが600mほどの小さなものでした。 この谷の西側には鴨川が流れ鴨川扇状地を形成していますが、その土砂はこの谷の出口にまで到達し自然堤防となり沼地化していたと考えられていいます。 この沼地(せき止め性湿地)の状態は、自然堤防の上に人の手によって築堤(約2m)される約1,500年前まで続いていたことがわかっています。 築堤されてからは湿地は溜め池となり、ほぼ現在まで大きさ(周囲1.6Km/9ha)は変わっていません。 また溜池ができた時、季節によって浮き沈みする3haの浮島が誕生したと考えられています。この浮島は14万年前から連綿と生き続けている北方系の植物であるミツガシワやホロムイソウ・食虫植物など希少な植物も生育しています。また、開水域には南方系の植物であるタヌキモなども生育する珍しい貴重な池となっています。

この池は1927年(昭和2)に「深泥池水生植物群落」が国の天然記念物に指定され、さらに1988年指定対象が「深泥池生物群集」に拡大されました。(田篭)

 

※ 2026年3月(撮影日):1日、8日、15日、22日、29日。

 

 -- 2026年3月1日  晴れ   ※℃(※:※ヒノキ峠)    水位44.5㎝(-5.5㎝/余水吐)--

・今年の2月、1日の平均気温が10度越えの日が8日もありました。2000年以降初めてのことです。植物絵の影響はあるのでしょうか?

 

1・2)3月の深泥池

1) 南側水路から浮島越しに大丸山を望む           2026.03.01

2) 西山麓の木道付近から浮島越しにチンコ山高山を望む     2026.03.01

 

3)ジュンサイ (南側水路)                2026.03.01

現在、浮葉は水面まで伸びていませんが、水中ではすでに活動を開始しています

                               

 

4・5)サイコクヒメコウホネ(絶滅危惧種)          

4) ジュンサイと同じく、現在 浮葉は水面まで伸びていませんが水中では活動を開始しています                          2026.03.01

5)                              2026.03.01  

 

6)ミツガシワ(要注目種) 南側水路            2026.03.01

この場所は日当たりが良く、水面から茎が伸びて展葉しているものも見られます

                             

7~9)コブシ (絶滅危惧種)                

6) 手前の傾いた木                2026.03.01

7) コブシの蕾                      2026.03.01

8) コブシのツボミは開花前、一斉に北を向くことがあるそうです。これは、日当たりのよい南側に面した(ツボミの)付け根の細胞がよりよく成長するためだと考えられています。このような性質を持つ植物は、「方向指標植物」と呼ばれます。 2026.03.01

 

10)クチナシの果実

昔から食材の着色に使われています。果実は熟れても弾けないので「口が開かない」という表現に転じクチナシ(口無し)と呼ばれるようになったようです。

 

11)年中15℃前後の漏水小川へ傾く樹木            2026.03.01

 

 

 -- 2026年3月8日  晴れ   6℃(8:54ヒノキ峠)    水位47㎝(-3㎝/ボート小屋前)--

・三寒四温の季節。3月8日当日は寒い1日。

・京都市の桜の開花予想は3月21日(3/4発表)。

 

12)深泥池の南提のソメイヨシノ

 

13~16)マコモが刈り取られ、日当良好となったこの場所は沢山のミツガシワが伸びています。

13) シカは来ているようですが幸いミツガシワは食べられていません。 2026.03.08 

14) ミツガシワの名前の由来でもある3枚の葉が展葉しています

15)                              2026.03.08

16) ミツガシワは含有窒素が比較的多くその為か以前はシカが好んで食べていました

                        2026.03.08

 

17~19)ニホンアカガエルの卵

17) 旧「狭間町」バス停付近で2/22に確認した卵は孵化し、また、新に産卵していました

                              2026.03.08

18) チンコ山南東隅でも3/1に産卵が確認されていたようです。   2026.03.08

19) チンコ山南東隅でも一部孵化していました    2026.03.08

 

20)カキツバタ 葉の中央脈の隆起がないのでカキツバタだと考えています

                                2026.03.08

 

22・23)水鳥

22) オオバン                        2026.03.08

23)                             2026.03.08

 

 

 -- 2026年3月15日  晴れ   3℃(6:25ヒノキ峠)    水位45㎝(-5㎝/余水吐)--

・3月4日以後平均気温が10度より低く寒い日が続いてきました。

・ミツガシワ、コバノミツバツツジ、サクラの開花はいつ頃になるのでしょうか。

 

24) 3月中旬の深泥池                  2026.03.015 

 一見真冬の光景と変わりませんが、動植物の動きを見ていると春は間近です。

 

25~27)花芽が伸び出したミツガシワ(要注目種)

25) 中央の2股に分かれている茎は葉芽、その両側の茎が花芽  2026.03.15(南提)

26) ミツガシワの花芽

もう少し成長するとやがて下の方の蕾から花が咲いていきます  2026.03.15(南提)

 

27)匍匐する地下茎から葉や蕾をつける茎が伸びています 2026.03.15(南水路)

 

28~30)ウワミズザクラ

28) 深泥池の東奥にはたくさんのウワミズザクラが自生しています  2026.03.15

29) 花が咲く前に葉が展葉します               2026.03.15

30) 葉の中心から蕾が伸びています              2026.03.15

 

31・32)ヤマザクラ

31) 古木のヤマザクラ、今年も花が見られそうです          2026.03.15

32) しかし、ツボミはまだ固い                   2026.03.15

 

33・34)アセビ

33) 今の季節、山に漂う「春の香」りの源か??          2026.03.15

34) アセビの芽吹き                      2026.03.15

 

35~37)ウチワゼニクサ (駆除の対象植物)

35) 北側道路より約20m程南の水溜りににも、チワゼニクサが広がっています

                             2026.03.15                                

36) ウチワゼニクサは爆発的には広がっていません       2026.03.15

37) しかし、確実に広がっています              2026.03.15

 

38・39)カモ

38)

39)

 

 

   -- 2026年3月22日  晴れ   -1℃(6:11ヒノキ峠)    水位46㎝(-4㎝/余水吐)-- 

・2月の下旬は一日の平均気温が2桁の日が続きましたが、3月に入って昨日(21日)までで2桁になった日は1~3日と19日の4間だけ。

・西側道路のマコモが刈り取られ、ミツガシワやカキツバタが伸びてきました。     

 しかし、今年もシカがやってきてカキツバタを食べる食害が確認されました。

・以前はこの場所でミツガシワが食害に遭い激減したことがありました。

 

40・41) 一見静かな池と山ですが、秋から冬の間にため込んだ「気」が爆発寸前です。

40) 南側水路中程から高山(東)を望む               2026.03.22

41) 西山麓の木道から浮島を望む                2026.03.22

 

42)まだ水面は水鏡状態で樹木や高山が映っています。

  春真っただ中は花粉・黄砂・落ちた花がらが浮かびます。    2026.03.22

 

43~45)コバノミツバツツジ

43) いよいよ咲きだしました                 2026.03.22

44)                             2026.03.22

45)                             2026.03.22

 

46)ミツガシワも順調に育っています             2026.03.22

 

47~50)カキツバタ

47) 西側道路横のカキツバタはシカの食害に遭っています。   2026.03.22

48)                           2026.03.22

49) ここは無被害のようです               2026.03.22

50) 水門横、ここも大丈夫。                  2026.03.22

 

51)南提のソメイヨシノ                   2026.03.22

 

 

 -- 2026年3月29日  晴れ   8℃(6:05)19℃(7:52)ヒノキ峠    水位46㎝(-4㎝/余水吐)-- 

・ソメイヨシノが先週は一輪も咲いていなかったのに、今朝は7分咲き

・池東奥のヤマザクラは咲きはじめ

・ミツガシワも咲きはじめ

・池ではフナ・コイの乗っ込みがはじまり浅瀬に来ています

 

52・53)ソメイヨシノ 

52) 南提のソメイヨシノは1967年3月19日に植樹された木      2026.03.29 

53)                              2026.03.29

 

54~56)コバノミツバツツジ

54) コバノミツバツツジのトンネル                2026.03.29    

55) かつては季節外れにも花を咲かせていましたが最近は弱りました 2026.03.29

56)                              2026.03.29

 

57~62)ミツガシワ (要注目種

57) 南提のミツガシワ(L型)                 2026.03.29

58) 南側水路中程の群落                    2026.03.29

59) チンコ山木戸前の池塘                   2026.03.29 

60) チンコ山木戸前のミツガシワ                2026.03.29

61) 水門横のミツガシワ                   2026.03.29

62) 水門横のミツガシワ (L型)                2026.03.29

       

 

63・64)枯れた樹木(コナラ?)を伐採

63)                              2026.03.29

64) 枯れ木が伐採されたおかげで視界が広がりました       2026.03.29

 

65・66)大きなグミの木に花が咲きだしました

65)                              2026.03.29 

66)                           2026.03.29

 

37) 「乗っ込み」 南西開水域の中程に浅瀬があるようです   2026.03.29

 

38)ヒメコウホネの浮葉が現れました            2026.03.29

 

39) この木何の木気になる木 いつも真下を通っているのですが 2026.03.29