深夜の2:00…
私は真暗な夜道を歩いていた。
別に行きたい場所があるわけでもない。
ただなんとなく足を動かしていた。

たぶん疲れてしまったんだと思う。集団で生きていくことに...
たぶん飽きてしまったんだと思ういつも変わらない日々に...

もう駄目だってことくらい自分でもなんとなくわかっていた。
もう生きていないほうが良いってことくらい...

だけど死ねない...わからないけど死ねないんだ...
だからどうしょうもなくなって私は歩いていた。それは前向きな方にというわけではない。どちらかと言うと後ろ向きなことかもしれない。

背後からきた通り魔が突然わたしを刺殺してくれることを願って歩いているだけなのだから...。