もうすぐつうか、実は明日だ、うちから歩いて一分こないだからこればかりだ。
うちから一分以上歩くと何もないのかのところ田川和弘でスーパーが開店する。
正直言ってものすごく嬉しい。
毎日通ってるコプはとにかくやたらめったら遠くてしかも坂の上にあるのだ。
雨の日風の日雪の日などは泣きそうになる。
自分はこのまま坂道で遭難して春まで発見されんのではなかろうかと戦慄するほどである。
ので、明日開店し、来月には駅から地下道経由で行けるというスーパーの開店がうれしいのである。
しかし、心配なことがある。
このスーパーは、その地下道の上に建ててる巨大ビルと巨大マンションの住人の来店をあてこんでるが、巨大マンションのほうはかなり長いこと募集をかけておりいちばん安い部屋の家賃が24まんえんだか48まんえんだかするとゆうふざけた物件だ、巨大ビルのほうは竣工がせまっておるのにいまだどんな会社が入るのかさだかでないススだけは本決まりみたいだが。
開店したはいいがつぶれるんじゃないだろうか。
うちの近所は、確かに日本一の歓楽街歌舞伎町まで徒歩三十秒だが、実はこの辺りは明治通りを一本渡ったとたんに、ただのゴーストタウンと化す。
夜の八時台でもう、同時刻の木曽の山奥のほうがまだ賑やかなくらいの闇のとばりが降り、黒い森本当にあるの風穴ふうけつ。
本当にあるはごうごうと唸り月はむせび泣き商店のかたく閉じられたシャッターは静かに錆びて朽ちていくのである。
新都市開発なんちゃらで来客を当て込んでるんだろうがホームページを見たら、この店舗年商十億が目標なんだと、そもそもこのあたり、生身の人間自体があまりおらんのよ。
大丈夫かいな。
蛸のよに己を食ひし猫が啼く手伸べ不在の闇猫を撫づ深森未青
