こんにちは
にじいろタルトです
次男、小学6年生
3男、小学4年生
4男、小学1年生
4兄弟子育て中の専業主婦です。
土曜日は何年ぶりかで成田空港クリスマスフェスティバルに遊びにいきました。
子供達がサッカーチームに入る前は毎年来ていたのですが、サッカーチームに入ってからは練習で来れていなかったのです。
このイベントには毎年小学生以下対象のスタンプラリーのブースがあり、100円を払ってスタンプカードをもらい成田空港のあちこちにあるスタンプを探し全部集めてくじ引きをし、大当たりだとディズニーチケットやレゴなどのおもちゃがあたるというクリスマス企画があるのです。
我が家の小学生次男、3男、4男は今年も見事にはずれました
でも、
キットカットの期間限定の味のもの2箱
駄菓子セット
それにけん玉やトランプなどちょっとしたおもちゃが1つはいっている太っ腹な参加賞の袋をいただきました
ロイスのチョコレートも呼吸チョコも美味しかったです。
次男は春から中学生。なのでこのイベントに参加できるのも最後なのでサッカー休んでも行きたいと言ったのでサッカーをお休みして参加しちゃいました
思春期に入り、かなりお兄さんぶるところもある次男ですが、スタンプラリーに参加したいんだって言う所とかまだまだかわいいところもありますね。
久しぶりに家族全員でのお出かけで子供達それぞれいい顔をしていました。
サッカーを始める前は毎週当たり前のように家族で外出していたので、出かける事が苦痛に感じる事すらあった私ですが、今は家族みんなでワイワイ出掛けられるって、しあわせだなぁって思います。
日々、目の前の事を当たり前って雑に思わないで丁寧にしあわせを感じて感謝して生きていきたいと改めて思います。
さて、また、今日も次男ネタです。
次男、3男、4男の通う小学校は、次男が選手として参加した市内小学校駅伝大会の2日後にありました。
次男、負けず嫌いで、1年生の時にマラソン大会で、意地で1位をとってしまったのです
当時、1位をとって嬉しそうに帰ってきたのですが・・・
1年後再びマラソン大会がやって来ます。次男の性格は、去年1位だったから、今年も1位になりたい。誰にも負けたくないって・・・また、意地で1位になってしまいました
喜ぶべき事なのですが、また1年後、マラソン大会は変わらずにあります。
3年生になると、今度はみんなから次男に、
「マラソン早いから今年も1位決まりだよね」
といわれる事が多くなり、そんなことを言われたからには次男、ますますがんばって1位を目指してしまい、意地で1位をとる。
その繰り返しで、5年生までずっと意地だけで1位をとってきたのです。
サッカーの大事な試合でビビって具合が悪くなってしまう次男ですから・・・マラソン大会だって同じです。
学年が上がるにつれて、毎年毎年心の中は、恐怖とプレッシャーでパンパンで、マラソン大会当日の朝は緊張で気持ち悪くて、ご飯も喉を通らず、ぐったりゴロゴロして何もできなくなってしまっていました。。。
5年生の時のマラソン大会の朝も、起きたとたん、気持ち悪いー、ご飯いらない、ぐったりしながら、私に言うのです。
「4年間1位だったから、今年で誰かに抜かされたくないんだけど、1位になれなかったらどうしよう。」
私は
「がんばった結果が誰かに抜かされちゃったら仕方ないし、精一杯やればいいと思うよ。それでも負けたくないな、今まで練習でがんばってきたなら、それを全部出しきって倒れるくらいで走ってみれば。勝負は1回だからさ。」
そんな風に送り出した記憶があります。
さてさて、今年は・・・・
サッカーでの度重なる捻挫で理学療法士先生曰く、足の甲の靭帯がカパカパユルユルの次男は、駅伝の練習での足の負荷からの痛みがでてガツガツ走り込む事ができず、前回お話した骨法の仙人に療術してもらったのがマラソン大会の4日前でしたから、6連覇というまわりの期待が重く重くのしかかり2日前から緊張と不安とで機嫌は悪いし、気持ちも悪いし困ったものでした。
メンタルが弱いって言ってしまえばただそれだけの事なのですが、
毎年6年間1位をキープしなきゃって頑張って走るって私にできるだろうか?きっとできません。不安や苦しさに負けて1位の座をすぐにあけ渡してしまいます。
それをずっと1人でやってのけてる次男。重圧にプルプル震えながらも、でも、学校では弱さをみせられない状況で。。。それだけでも頑張ってるなぁと思いました。
マラソン大会当日の朝はやっぱり緊張で、何も手につかずゴロゴロして、
「はぁー、嫌だなぁ。〇〇は速くなってるから、抜かされちゃうかな。今年1位になれなかったらどうしょう。俺はスタートが遅いから、そこをしっかり走って、あとはラストスパートをしっかりかければ抜かされない。でも。」
私は言いました。
「一生懸命頑張ればいいと思うよ。1位にならなかったらなんでダメなの?これで小学校最後なんだから、楽しんで力を尽くして頑張ればいいよ。」
次男
「そっかー。負けても、ダメじゃないんだ。ダメだって思ってるのは俺なんだよな。最後だから頑張ってくるよ」
って、言ってくれました。あまりにも緊張してガチガチので、緊張を解くために学校に行く前に私は次男を家の前の直線200メートルを軽く走らせました。走ってきた次男は、
「足首は痛くないけど右膝が痛い。」と言いました。不安からの膝の痛みなのか?成長期にある痛みなのか、私にはわかりません。でも、痛いという次男。
私は、
「じゃあ、今日は膝が本調子じゃないってこと、今、わかってよかったね。スタートしてから痛みを知ったら、対策がたてられなかった。膝が痛いのを覚悟で走れるようにペースを自分で考えて走ってね。」
次男
「うん、わかった。足首は大丈夫痛くない。でも、今日は絶対に勝ちたいから膝心配だから痛み止めを飲んでいってもいい?」
私
「自分でそれがいいと思うなら、そうしていけばいいよ。ママは、どんな順位だって、今までの痛いのとか気持ちとか見てるから頑張って走ったらそれでいいと思うよ。頑張って楽しんでおいで!中学校はマラソン大会ないから思い残す事のないようにやりきっておいで!」
って送り出しました。
マラソン大会は、保護者も見に行っていいのですが・・・私はいつもいつもゴールの前では応援しません。子供達が1番苦しいであろう地点で思いっきり頑張れをいってあげたいから。
毎年毎年同じ地点で最後力強く走れるように見守っているのです。
さて、練習不足で不安で押し潰されそうな今年の次男は・・・一周目、トップでやってきました。2番のお子さんとほとんど差がありません。
私
「〇〇がんばれ!」
その声に次男は目を見て力強く頷きました。
2周目、少し差をつけて戻ってきました。
私
「〇〇最後だよー!ラストスパート!ここからだよー!」
次男はまたもや力強く頷き、走り去って行きました。
残りは校庭一周です。6年間の想いをぶつけて走ればいいと思いました。ゴールは見ませんでした。
結果は・・・意地を通して1位をとりました。
決して、走る事が好きでも得意でもない次男。1年生で1位をとってしまってから、毎年ずっと自分で課してしまった1位。
ゴールする前に嬉しくて
「やったぁー!6連覇!」と言いながらグリコポーズでゴールしたそうです。夫が写真を撮っていました。
これで具合が悪くなるほど緊張するマラソン大会の重圧も終わりです。6年間がんばったね。おつかれさま。次男。肝っ玉ちっちゃいのに重圧に押し潰されそうで押し潰されず本当によく頑張りました。意地を貫いた次男はその日笑顔で元気よく家に帰ってきて
「1位とれたよ」って1番に私に言ってくれました。
家族と喜怒哀楽共にできるこんな瞬間がとってもしあわせです。
駅伝とマラソン大会前にずっと次男が聴きながら歌っていた歌は
あとひとつ
私もいい歌だなぁって思います。