レビュー 月刊コミックREX 7月号/2007 | テレビゲームのソムリエになりたい - yzxのつぶやき

レビュー 月刊コミックREX 7月号/2007

コミックREX 7月号/2007
萌えたら負け

日曜日だから最新号の少年ジャンプレビューでもと思ったけど、私の住んでいる地区は朝から天候が良くないので、今日は一日引きこもり。結局、肝心のジャンプを購入していないので、昨日購入した「コミックREX」最新号のレビューへと変更。

なお、画像2枚目は購入後に雑誌をパラパラめくった際に、たまたま目に留まったページ。特に他意はないけど、そういうことだ。
漫画が面白いかどうかは別の話。

なお、今回のレビューテーマは特になし。自分が感じたことをつらつらと書いていみる。


01.巻頭カラー 白砂村/今井神
今井神はウルトラジャンプで連載している「ニードレス」で人気の漫画家。「あんごるもあ」の方が面白いと言う方もいると思うけど、それについては私も否定はしない。本作については「ニードレス」がSFチックな少年漫画であるのに対し、本作はミステリーチックな少年漫画。「ひぐらし」の世界観でニードレスが展開されていると言えば分かるだろうか? 要はあの世界観で「ニードレス」のような超人が出てくるという感じだ。そして、物語の根底には日本神話がチラチラと垣間見える。

あと、今はこうして商業漫画で描かれているが、実際には同人誌で展開されていた物語。同人誌で1000Pぐらい描かれていたこともあって、そちらを見ている自分はまだまだ先は長いと感じつつも、同人誌は謎のままだった『一番最初の謎』に関するキーワードが今月号では提示されている。また、今月号は3ヶ月休載後からの復帰ではあるが、コマの見せ方に苦労したのか、やや画の粗が気になった。安定した連載が続けば、REXでは貴重な『面白いストーリー漫画』。

02. かんなぎ/武梨えり
「10っTEN」の連載が終わった後のラヴコメ担当。
今のREX連載陣において、一番面白い漫画。
先月はエヴァで言う所の「裸の女の子を押し倒しているシーン」があったせいか、今月はラヴが加速。そして本編ストーリーも加速。過去の号にていくつか、『アレ?』というシーンがあったのだが、今号にてそれの解答が示されている。とりあえず、今夜はお布団をしいて彼女を待っているのがいいみたい。

03. 鬼ごっこ/黒柾志西
妖怪・悪魔・死神による、主人公ヒロインの「 聖女の争奪 」みたいな物語だったけど、いつのまにか「 西洋の妖怪vs日本の妖怪 」みたいな感じになっているような気がしないでもない物語。今月号は、とりあえず一区切り。今までほったらかしに近かった、ヒロインに関する何かがようかやく提示されるといった感じで次号。とりあえず、今月もパンツがあった。気づけば私も立派なパンツァー 。過去の号が掲載されているおぱんちゅシーンでもまとめてみようかしら。

04. 蒼海訣戰/納戸花丸
主人公は猫耳尻尾のオトコのコで海軍学校主席という概要を書いたらよく分からない漫画。いや、面白いけどね。
時代設定とかは昭和初期あたりの日本あたり。まぁ、実際はファンタジーなので違うんですが。
「 民族と国 」というテーマがどこかにあるんだろうけど、時にBL臭が酷い。今月はそんな部分もなく普通。
先月はナイフを突きつけられて主人公ピンチ! な終わり方。 今月は銃器を持った人達にとり囲まれて更にピンチな終わり方。
蛇足ではあるが「 蒼海決戦 」という漢字ではない。

05. ろりぽアンリミテッド/仏さんじょ
メイド喫茶どうしによるメイド喫茶バトルという、こっはもっとよく分からない漫画。
ウェイトレスがいろいろと必殺技を持っているわ、登場する声優が内閣総理大臣で「ほっちゃん」であるとか、漫画内アニメのDVD-BOX特典についてくる第13話はニセモノで、本物の13話がないと主人公は成長できないらしい、といった設定厨にはこれまでにない斬新な設定がウリ。

漫画そのものは読みやすいので、面白く感じてしまう。
今月は厨房担当の胸がやけに強調されているような回ではあるが、話的には一つの区切りなんだと思う。
THE・モモタロウでいう、モモマスクを作れる人が登場した回といった感じ。
とりあえず、ここまではREXの人気漫画が続いた順当に続いた感じ。

06. 彩陵高校超能力部/石田あきら
タイトル通りの漫画。少年漫画的な展開で可もなく不可もなく。

07. L←→A/トモエカオリ (読切)
警察・特殊部隊員のバカ4コマ。
3コマ目の表現が悪いので、どれも4コマ目に至る流れが不自然に見える。おかげで、どれも唐突なオチだと感じる。
本誌には二度目の登場ではあるが、ページ埋めで出てきたような気がしないでもない。
普通に面白くない。

08. 東方儚月抄/原作:ZUN 作画:秋★枝 (新連載)
いわゆる、東方シリーズの漫画。
煽り文句には「 東方Project初の本格ストーリーコミック始動!! 」と書いてある。
とりあえず、作画の演出・表現力が弱いせいか、コマの流れも自然に読めない。おかけで、読みつかれる。
伏線を張りすぎているような気がしないでもないストーリーコミック。たぶん、それらの伏線が全て解消されることはないと思う。

09. 怪異いかさま博覧亭/小竹田貴弘
単行本は発売されてもあんまり売れなさそうだが、雑誌で読むに至っては面白い漫画。
1話完結方式、今回はわりとほのぼの。まぁ、前回と同じような終わり方。
ギャグ的な表現より、切なさを感じる表現が増えているのがやや気がかり。
今月は今までの回で一番面白くないかも。たぶん、オチが「 ほのぼの 」で終わっているせい。
オチが「 お笑い 」で終わればまた変わったと思う。

10. ナナキ/水谷悠珠
明るさがウリの高3少女の物語。少年漫画に掲載されてる、ラブのない少女漫画。
漫画内で退学者が出るようことがあったけど、読者も含めて誰も救われていない展開に至る。漫画としてすごく面白くない方向へ逆戻りといった感じ。いずれにせよ中途半端。来月は巻末あたりに掲載されると予想。数ヶ月無駄な時間を過ごした気がする。

11. レヴェレンドD/藤沢とおる
黒の神父が悪魔狩り。中堅漫画。
登場する女の子は可愛いんだろうけど、REX読者のテイストには合ってないと思われ。
登場する男性キャラは強いんだろうけど、REX読者から見るとDQNに見えているような。

12. 企業戦隊サラリーマン/三田直規
ポケモンのような動物が登場して、それを肥やしに経済活動する漫画。
フキダシが多いシーンは誰のセリフか分からないorz。
まぁ、それだけ各キャラクターが立っていないということか。

13. ハンドレッド/原作:倉田英之 作画:星樹
中世ファンタジー漫画。いちから読めば面白いのではないかと。途中からは厳しい。
今月は面白いと少し感じた。青臭い漫画だけれども。たくさんの漫画を消費してる人にはどうでもいい漫画。

14. エスペリダスオード/堤抄子
中世ファンタジー。少し魔族のような人間が戦争を・・・といった感じ。
可もなく不可もなく。エルナサーガを読んでた私には、たいして面白くないのだが仕方なし。

15. 住所未定/まりお金田
エロ担当。いつもどおりgdgd。
特にネタがなければ、新キャラ登場。

16. ひめなカナメ/結城心一
ギャグ漫画。海のお姫様による、王位争奪戦らしいよ。
あと、「 祝!! MG100体目 」だってさ。今月号は作者が多分、水着書きたかっただけのような号ですよ。あと、足夫というキャラクターの扱いがどんどん非道くなっている。ま、ギャグ漫画としてちゃんとオチてるんでいいんじゃないのかね。

17. アイドルマスター リレーションズ/上田夢人
主人公はプロデューサーではなく、美樹。
少女漫画には浮かぶ前に消えていくアイドル漫画は多数あるが、本作も同列。

18. 逆襲!パッパラ隊/松沢夏樹
「 ゾンビ隊員 おぱんちゅ拝めてバンザーイ!! 」
やってることはは昔と一緒。今月は松沢夏樹の漫画で萌える部分があったことも踏まえ、かなり面白いかった方ではないかと。ふとももの面積が丁度良かった。そして、表情も良かった。珍しいこともあるもんだ。

19. 学園天国パラドキシア/美川べるの
ギャグ漫画。ボーボボのように、読み手が勢いよく読めば面白い漫画。
今月も面白かったと思う。JK=女子高生。

20. ガウガウわー太2/梅川和美
下心で動物と話せるように奴が主人公のラヴコメだった漫画。
オヤジがエソオオカミで犬神。
今まで、母親が不明だったけど、今月号は母親登場。ヒロインは出番なし。

21. テイルズオブレジェンディア/藤村あゆみ
スポンサー付の漫画。スポンサー付なので、面白くなくても終わりません。
ゲームやった方が早いんだろうけど、ススメしない。

22. 正しい国歌の創り方/橘あゆん
2枚目の画像につこうた漫画。
変態売れっ子漫画家を相手に、担当の女の子が苦労する物語。
流し読み。どーでもいいや

23. シンシア ザ ミッション/高遠るい
女性版バキ漫画。俺は面白いと思う。
とりあえず、催眠術で操られた女の子がキスで目覚めます。
先月号で、殺気のない戦法とか書かれたけど、蓋をあければ下心だけで近づいたと。
ベタだけど面白いと思うよ。あと、巻末コメントがゆりしー。

24. ソウルガジェットラディアント/大森葵
読んだけど、特に何もない。

25. 鬼姫/富樫秀昭
面白くないよ。コミックが発売されても、表紙だけの漫画になるので気をつけなければならない。

26. ティンクルセイバーNOVA/藤枝雅
都合により休載。


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