女子学生の体を触るなどセクハラ行為を繰り返したとして、東京大は15日、研究所に所属する30代の男性准教授を10日付で諭旨解雇処分にしたと発表した。准教授は事実関係をおおむね認めたという。
東大広報グループによると、准教授の講義を受けていた女子大学院生が2007年秋、体を触られたと訴えて被害が発覚。講義を中止させて、調査を進めたところ、別の院生に対しても体を数回触ったり、下着の色を教えるよう求めるなどした電子メールを十数回送ったりしていたことが分かった。
東大はほかに、08年5月に発表した論文に虚偽記載があった医科学研究所(東京都港区)の男性教授(54)を、12日付で停職1カ月にした。同教授は倫理審査委員会の承認や患者の正式な同意を得ていないのに、承認・同意を得たとして論文を発表していた。
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