米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、政府内で米軍ホワイトビーチ(同県うるま市)から沖合の津堅(つけん)島までの間を埋め立てて滑走路を建設する案が浮上していることが4日、明らかになった。キャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)への移設案に加え、有力案となる可能性がある。

 ホワイトビーチ沖合への移設は、96年12月の日米特別行動委員会(SACO)の最終報告前にも政府内で検討されたが、地元の反発などで頓挫した経緯がある。同地区の水深は浅く、埋め立てがしやすいとの指摘が政府内にはあるが、海上(公有水面)の埋め立てには県知事の同意が必要で、沖縄県側の反発も予想される。

 一方、平野博文官房長官は4日夕、上京している仲井真弘多沖縄県知事と電話で会談した。仲井真知事がシュワブ陸上部への移設案の検討状況を尋ねたのに対し、平野氏は「何も検討はしていない」と否定。普天間移設問題を巡って2日夜、ルース駐日米大使と会談したことを報告した。

【関連ニュース】
★写真特集★米軍普天間飛行場とキャンプ・シュワブ沿岸部
普天間移設:東富士分散案に3市町反発
普天間移設:首相「月内に政府案」
普天間移設:米大使「現行案がベスト」 平野長官らと会談
普天間移設:平野官房長官、検討状況のみ米大使に伝える

橋下知事、白鵬に優勝楯贈呈(産経新聞)
<三遊亭楽太郎さん>六代目円楽を襲名(毎日新聞)
政労が4月上旬トップ会談で調整 雇用問題めぐり政策協議(産経新聞)
<ラーメン橋>近くに店ないのに看板 福岡・香春の国道(毎日新聞)
民主・小林議員陳謝、進退は留保…地元で会見(読売新聞)